岩永峯一の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)

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○岩永委員 時間もありませんので、もう一点だけ御質問をいたします。
 十一月二日に東京都から首都機能移転の費用対効果の検証についての資料が発表されました。御存じいただいていますね。その中で、三重・幾央高原に移転した場合に六兆三千三百億円の赤字となる試算が実は発表されたわけでございます。この試算は、国土庁が新聞にコメントをされましたように、民間への経済波及効果は全く試算の外に置いて、そして移転跡地の民間企業への売却を無視するなど、本当に試算としては大変疑わしい、正確さのないものだ、私はこのように思っております。
 石原知事も大変ダイナミックな行政をおやりいただいておりますけれども、事この首都機能移転については本当に我田引水的な部分があるということで、甚だあの人らしくないものだ、私はこのように思っております。こんな状況の中の試算でもマスコミはやはりおもしろおかしく大きく取り上げるわけでございますので、この首都機能移転の本来の目的、そういうようなものがゆがめられないかどうか、私は大変憂慮することだと考えております。
 一方では、このように首都機能移転に反対して中央集権体制を擁護しながら、都心の交通渋滞を緩和するのに、何と都内に入る車両から交通税を徴収しようとか、いろいろな模索をしているというような部分もございまして、都市政策に一貫性が見られない。私はこんなことを思って、一回石原さんに、あなたらしく、国家観そして世界の中の日本というような状況の中で物を考えてくださいよ、このようにお話ししようと思って、そのチャンスをうかがっている次第でございます。
 このことに対して、北川知事も國松知事も、私同様憤慨しておられる部分もあろうと思いますが、この試算に対してどのようにお考えをいただいているか、両知事にお伺いをしたいと思います。

発言情報

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発言者: 岩永峯一

speaker_id: 16715

日付: 2000-11-17

院: 衆議院

会議名: 国会等の移転に関する特別委員会