今井澄の発言 (国民福祉委員会)

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○今井澄君 これは繰り返しになりますけれども、大臣、先ほども申し上げましたように、私は単に遅いと言っているんじゃなくて、例えば小泉厚生大臣のときに、議論は確かに出尽くしている、あとは決断の時だと言われたということもあるんです。厚生大臣を前にもやられているわけですし、しばらく離れておられたかもしれないけれども、やっぱりこの間やってこなかったことが問題なんですよ。
 それともう一つは、例えば、今回こういうふうに病床を分けるにしても、病院というものは基本的には急性期の病気を診るものです、慢性期というのはむしろ生活のお世話ですからこれは病院ではありませんというぐらいまで言い切っちゃって、五年後や十年後にはこうしますよ、だから皆さん、今病院をやっておられる方はどっちの道を選ぶのか今から準備をしてくださいということもやらなきゃだめなんですよ。そうじゃないと、医療現場ではどう考えるかといったら、二百床あるうちの半分を急性期にして半分を慢性期にしてとか、半分一般にして半分療養型にすると経営はよくなるか悪くなるかとか、その間の配置基準をどうするかとか、看護婦は急性期の方は若いのがやって、こっちの方には年寄りのベテランをやってと。現場の職員になってみればますますわからないですよ、うちの病院どうなるのと。毎回毎回医療費の締めつけだとか、それ経営合理化だ、ばんそうこうを張るのもセンチを短くしろとか、そんなことを言われながら、そうじゃなくて五年後、十年後の姿をはっきり見せて、さあ、そこに向けてうちはどうするかということを病院の経営者にも職員にも議論してもらう。それがある意味で言ったら行政の責任だと思うんですよ。私は、そういう意味で物すごい中途半端だと、今度の医療法改正は。
 職員の配置基準だってそうですよ。よし、日本は将来は欧米並みに一対一には行きます、五年後にはそこへ持っていきます、だから看護婦を集められないような病院は病院をやめてくださいというぐらいのことをはっきり言って、そうすると病院としてはやっぱり看護婦を集める。もちろん地域によって集まらないところもあるから、それは別に考えなければなりません。今、看護婦が足りなくて困っているのは東京、大阪の中小病院でしょう。看護婦の絶対数が足りないわけじゃないんですよ。看護婦が魅力を持って来てくれない病院ですよ。そういう病院を生き残らせるんですか、はっきり言って。
 そういうこともはっきりさせて、五年後には一対一にしますと。だから、そっちの道を選ぶのか、看護婦を集める自信がなければ、あるいはお世話の方をやりたかったら病院の看板を外して介護施設になってください、介護保険もできたんですから。それをはっきり言わないから病院の現場の経営者も悩むし、職員なんかますますわけがわからず悩む。患者さんにとってだって、どこへ行ってみたらいいかわからない。そのことを私は繰り返し申し上げているんですよ。健康政策局長、どうお思いですか。

発言情報

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発言者: 今井澄

speaker_id: 9960

日付: 2000-11-14

院: 参議院

会議名: 国民福祉委員会