今井澄の発言 (国民福祉委員会)
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○今井澄君 いや、もうこれは水かけ論ですけれども、読みようによって読めるんじゃだめなんですよ。それは、結局ある業界団体に遠慮をして、その人たちを怒らせないように怒らせないように、本音はこうなんだけれどもということで、ごまかしごまかし来ているわけじゃないですか。今度のカルテの開示の問題だって法律で決めるべきなんですよ。だけれども、じゃ、すぐあしたから開示しろと言って開示できるかといったらできないですよ、出すものがないんですから、見せるべきものがなければ。人に見せられるカルテをまず書いてもらうとか環境整備が必要です。そんなことはわかり切っているんですよ。だけれども、まさにだからこそやる必要があると思うんです。
金融の問題との違いは、金融の問題、もちろん人の命に金融もかかわる問題でありますけれども、急につぶしても何とかなるわけです。ところが、病院の場合は、急につぶすと、そこに人がいるわけですから、入っている人が。これはどうにもならないですよね。だからこそ、金融の場合のように追い込まれて追い込まれて、最後やむを得ず与野党合意で、政策新人類、大臣は大分だまくらかしたり洗脳されたというふうに認識をしておられるようですが、それはともかく、やっぱり政策新人類と言われる人たちを中心に与野党を超えて政治主導でやったわけです。
医療の場合は今パニックに来ていない。だけれども、パニックが来たら困るんです、診てもらっている患者さんが。それこそ阪神大震災のときの患者さんが困ったように困るわけですから、そういうために今はソフトランディングをねらって、だからこそ将来の姿を出しておかないと、読みようによっては読めるじゃみんな都合のいいようにばっかり解釈して、都合のいいようにばっかり読むわけですから。
私は、その医療関係団体の執行部の皆さんを個人的には信頼しています。大変だと思っているんです。その人たちもある意味では言いたいことがあるんだと思うんですけれども、現場のお医者さんたちや何かがまだまだ大丈夫だと思うから、なまじ物わかりのいいことを言うと妥協をしたと言って下から責められるから困る、そういう立場にあると私は思っています。これはどの団体でもそうです。どの団体でも大体そういうことです。だから、私はそこをはっきり出すべきだということを主張しているわけです。
もう時間がなくなってきちゃいましたが、もう一点だけお尋ねしたいと思っていますけれども、一つは老人医療制度。
今は、老人、七十歳以上だけを一まとめにして、そこにみんなでお金を出し合って、そこからお金を支払っているわけですね。この老人医療がどんどんふえている。その原因は、老人医療でむだが行われているということが一方であるんですが、このお金の出し入れを監視する人がいないわけです。そこが問題になって、何しろこの制度はやめたいと、お金を出している拠出側も困るということなんですが、私はこれにかわるものとして四つの案が出ていることはよく承知しているんです。その中で、今の制度の焼き直しのような独立方式、老人を六十五歳であれ七十歳であれ七十五歳であれ一くくりにして、老人については特別な立場だし、特別な医療があるからという一くくりにする制度は、今までと同じ根本的な欠点を持つものですからこれはやめた方がいいと思うんですけれども、どうですか。大臣のお考えを伺いたい。