渡邊信の発言 (労働・社会政策委員会)

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○政府参考人(渡邊信君) 昨年、第九次の雇用対策基本計画を策定するに際しまして、今委員御指摘の雇用政策研究会で、これからの労働力人口の推移というのを見通しをしていただいたわけでありますが、今御指摘ありましたように、二〇〇五年にピークになりまして、それ以降、労働力人口は絶対的に減少していくということで、これは恐らく我が国有史以来のことだろうというふうに思います。その減少していく労働力人口の年齢構成を見ますと、これも御指摘のように、若い層が減りまして高齢者がふえていく、高齢者の供給はどんどんふえていくということでございます。
 したがいまして、特段の対策を講じないということになりますと、現状では若い人に対する労働需要は旺盛でありますが、高齢者に対する労働需要は大変少ないというふうなことでありますから、このままいくと年齢間のミスマッチ、労働力需給のアンバランスというものがますます拡大をしていくだろうというふうに考えられますし、高齢者が十分活用されないということになりますと労働力人口は減るわけでありますから、国民総生産が減少していく、経済が縮小再生産していく、こういうふうになっていくのではないかというふうに思います。
 こういったことを考えますと、まだまだ六十歳定年が主流であります我が国の高齢者の働き方、あるいは女性の方が持てる力を本当に発揮できるような環境の整備、こういったことを行っていかないと、先ほど申しましたように労働力が絶対的に減少していく中で、我が国の経済は縮小せざるを得ない。したがって、高齢化対策あるいは女性の働きやすいような環境の整備、こういったことが労働市場対策として今後大変大きい課題ではないかというふうに、大変一般的ですが申し上げますとそういうことになるかと思います。

発言情報

speech_id: 115015285X00120001031_022

発言者: 渡邊信

speaker_id: 8141

日付: 2000-10-31

院: 参議院

会議名: 労働・社会政策委員会