橋本龍太郎の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
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○橋本国務大臣 若いころ、大城立裕さんの沖縄三部作と言われる作品の特に最後の巻で、第二次世界大戦終了後の沖縄県を書いておられた著作がありました。そして、この最初のシーンは、帰宅途中の女性が米軍兵士と思われる男性に襲われ、そこから話がスタートをしておりました。当時読みました時点で非常に強烈な印象をこの作品は残しましたが、今日もそれに変わらない不安を県民が持たれているということ、私は本当に残念なことに思います。
私ども、今の在日米軍の施設・区域の約七五%が沖縄県に集中している、そうした中からこうした問題が引き起こされているということを否定するつもりはありません。同時に、大半の米軍兵士たちが非常に真剣に勤務を続けているのに、本当に、一部の人間の行動ですべてが汚名を着ることに彼らが非常に悔しい思いをしておることも実は私は感じております。
そうした中で、私どもとしてなすべきことは、少しでもその負担を減らしていきますために、先月の日米外相会談でも一致いたしましたSACOの最終報告を踏まえた努力を最大限続けていくということに尽きることでありますけれども、こうした連続して発生しております事件に対しましては本当に残念な思いでありますし、今後とも米軍に綱紀の粛正を一層徹底してほしいと切に願っております。
いずれにいたしましても、今新しい世紀が始まりました。そうした中で、少しでも沖縄県にかかる負担、県民にかかる負担というものが軽減をされて新たな発展の基盤が築けるように、県や県民の皆さんと一体として努力をしていくことが私どもに課せられた役割だ、そのように考えております。