酒井伸一の発言 (環境委員会)
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○酒井参考人 まず、一点目の化学処理技術の海外の実績ということでございますが、カナダ、アメリカ、オーストラリア、フランスあたりで実績があると理解してございます。それらの技術をまとめまして、国連環境計画、UNEPというところでございますが、そちらが昨年の八月に非焼却系のPCBの破壊技術に関しましてレポートを公表してきておりまして、世界各国の中での化学処理技術の認識というものが図られているというように理解してございます。そういった意味で、海外での実績は十分あるのではないかというように考えていいと思います。
それから二点目の、いわゆるPCB汚染物、油以外のところでございますが、このあたりの技術に関しましては、真空加熱分離、まず容器からPCBを分離するという意味で真空加熱処理技術を使う、あるいは溶剤で洗浄をして、その洗浄した液体を処理するといったようなことで、いわゆる分離の技術をうまく組み合わせることでもって一定の処理レベルにあると見ていいのではないかと思います。
ただし、容器のハンドリングとかあるいは最終の処理確認といったような周辺の技術を含めて、やはりできるだけ完全に近い技術にするという努力は今後とも必要ではないかというようにPCB汚染物に関しては考えてございます。
それと、PCBを処理したときにコプラナPCBはどうかということでございますが、PCBの全体の分解率に比べて特にコプラナPCBの分解率が低いというような事例があるようには見ておりません。ほぼ同じ分解率でコプラナPCBも処理できると見ていいのではないかと思います。PCB二百九種類の中のあくまで十二種類がコプラナPCBでございますが、それが特段低いということはない。
PCBの中には、あと、ダイオキシン類の一部であるジベンゾフランも含まれるんですけれども、このジベンゾフランの方も、化学処理の中で一定の除去率というものも確認されてきておりますので、そういった意味で、ジベンゾフランとコプラナPCBは近いというふうに理解をいたしている中でも、コプラナPCBも分解できると考えていいんじゃないかというふうに思っております。
以上でございます。