山田敏雅の発言 (経済産業委員会)
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○山田(敏)委員 円滑にということでございますが、実態がなかなか経済産業省の方に伝わっていないんではないかというふうに私は感じております。不正軽油の問題は、現在、日本じゅうに大きな問題を起こしております。確かに、自由化というのは時代の流れでございます。しかし、野方図な自由化というのは社会に大きな影響を及ぼす。やはり私は、この際、秩序のある自由化を経済産業省に認識していただきたいと思いまして、きょうの質問をさせていただきたいと思っております。
実態上、いろいろな問題が起こっております。一番大きいのは、不正軽油でございます。業界自体が不当競争、過当競争になってまいりましたのも、一つ、その不正軽油の問題があります。また、実際にアウトローの分野で非常に不正軽油が業界にかかわってきている、あるいは韓国からとんでもない油が入ってきて、それが国内に流通するということでございます。
ここに一つの実態がございます。一体どのくらい不正軽油が業界の中に入っていったかということでございます。東京都の主税局がずっと平成十年から抜き取り調査をやっております。一番最近のデータをいただきましたので、お手元に配付いたしました。この中で、重機械等の軽油を使う工事現場とか、そういうところに抜き取りを行いました。千二百五十八本とりまして、そのうち三百二十五本。これは重油あるいはA重油そのものを使っている場合もあります。それから、重油と軽油をまぜて、そして脱税をした油を軽油として売って、それを使っていた。これが二六%ですから、全体の三割近いものが不正軽油で、今業界の実態として流通しているということでございます。全体を平均してみますと一四%。これは車両等のすべての軽油をやってみますと、約一四%がこのような不正軽油の実態になっております。
これは、三つ大きな問題があると思います。一つは脱税ということでございます。脱税は、この資料にも書きました。これは東京都の主税局が東京都のデータをもとにして全国を推計したものでございます。詳しくは申し上げませんが、総額にいたしますと約二千億円近い脱税が軽油について行われております。
大臣、二千億円という脱税は、脱税の額としても未曾有のものでございまして、我が国の税法の体系からも非常に大きな問題だと私は思いますが、いかがでございましょう。