伊藤公介の発言 (憲法調査会)
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○伊藤(公)委員 日本は、先生お話をいただきましたように少子化でございます。しかし、私たちは、二十一世紀、地球規模で物事を考えなければならない時代でもございます。世界人口を考えますと、年間九千万人ずつ人口がふえている。しかも、隣接する中国は、年間千三百万人ずつふえている。その隣のインドは、やがてその中国を抜くであろうと言われています。今、この地球上の人口、六十億人と言われていますけれども、二〇五〇年には八十九億人の人口、やがて百億になるであろう、こう言われているわけでございます。
先生は特に国連の舞台で人口問題を担当されたということでございますので、特に私たちの国は、今、世界資源の一〇%を消費して、そしてGNPの一五%を占める大変大きな経済的な国になりました。しかし、その日本は、一番エネルギーの大きい石油は九九・七%外国に依存していますし、穀物は自給率二七%です。つまり、これから世界の人口が八十九億、やがて百億になるときに、間違いなくこの地球上は、私は、食料、エネルギー、これは非常に大きな問題になってくると思います。そのときに、今申し上げたように、逆に日本はそのエネルギーと食料の大半を外国に依存しているわけであります。
私たちは、そう遠からずやってくる世界のこの食料とエネルギーの問題に今から備えなければならないというふうに思っていますが、例えば穀物の自給率は、もう先生御専門ですから数字を言うこともないと思いますが、フランスは二二一%、アメリカは一〇九%、ドイツは一〇六%、イギリスは一〇五%、スウェーデン一二四%、デンマーク一一九%、日本は今申し上げたように二七%、これは中国よりも、そしてロシアよりも、アフリカや東南アジアの国々よりも低い数字であります。
私たちは、真剣に未来の日本、そして世界、地球規模で物事を考えなければならないと思いますが、先生は、これらの世界のこれからの食料とかエネルギー、そして日本の将来についても、もしお考えがあればお話を伺いたいと思います。