海老沢勝二の発言 (総務委員会)

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○海老沢参考人 NHKに対して、NHKが巨大化、肥大化するのではなかろうかという意見については、私も聞いておりますけれども、NHKが、今の組織といいますか運営の中では、そういう巨大化、肥大化になりようがないというのが私どもの率直な感想でございます。
 といいますのは、NHKの予算、決算、受信料を値上げするかどうかにつきましては、すべて国民の代表でありますこの国会で承認されるということになっております。そういう面で、この十一年間、受信料は値上げしないで我々は努力してきているわけであります。そういう受信料の枠の中でいろいろ創意工夫をしながら、視聴者国民にとってのサービスを展開しているわけであります。それは、放送というものは技術の歴史と言われてもおります。つまり、常に新しい技術開発の成果を取り入れて、そしてそれを視聴者に提供する、我々は、放送は技術を活用した文化だというふうに言っております。そういう中での事業運営でございます。
 そういう面で、NHKの放送界に占めるシェアというのも年々低下しております。平成五年では、NHKのシェアは一九・六%ありました。現在、平成十一年度では、これがマイナス二・一%、つまり一七・五%まで減ってきております。というのは、ほかの民間放送なり、あるいはCSなりCATV等がだんだん大きくなってきているということであります。
 そういう中で、私どもは、あくまでも視聴者国民に対して質のいい番組を提供する。つまり、視聴率の競争とか市場原理だけにとらわれることなく、やはり障害者への福祉番組とか、いわゆる学校放送なり、あるいは教育とか教養番組に力を入れるとか、そういう面で、マイノリティーへのサービスも十分やっているわけであります。報道、教育、娯楽という四つの分野をバランスよく提供しながら、国民の文化水準の向上に役立てる、そういう姿勢でやっておりますので、今後とも肥大化、巨大化するわけではありませんし、我々は、あくまでも節度を持って取り組んでいくということを改めて表明しておきたいと思います。

発言情報

speech_id: 115104601X00820010316_017

発言者: 海老沢勝二

speaker_id: 8765

日付: 2001-03-16

院: 衆議院

会議名: 総務委員会