池田元久の発言 (予算委員会)

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○池田(元)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、平成十三年度一般会計予算、平成十三年度特別会計予算及び平成十三年度政府関係機関予算に反対し、民主党・無所属クラブ、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合提出の予算の編成替えを求める動議に賛成する立場で討論を行います。
 まず、野呂田委員長と自公保三党の不公正かつ一方的な委員会運営について、一言申し上げなければなりません。
 野呂田委員長と与党三党は、きのう受託収賄容疑で逮捕されました村上正邦前参議院議員や額賀福志郎議員など、KSD疑惑や機密費横領疑惑にかかわるキーマンの証人喚問を実現しようという姿勢は全く見せませんでした。そればかりか、委員長の職権を乱用して、いまだ解明されていない多くの課題を残したまま、予算審議を途中で打ち切りました。これは、疑惑隠しと政局を優先させたもの、つまり自公保三党の退陣工作を優先させたものであり、野呂田委員長と自公保三党の責任は極めて重大です。猛省を促したいと思います。
 次に、平成十三年度予算案に反対する理由を申し上げます。
 今や、我が国の財政は破綻の危機に瀕しております。バブル崩壊後の失われた十年の間に、景気対策のため巨額の借金をふやしながら、なぜ我が国の経済は低迷し続けているのか。それは、思い切った構造改革を先送りし、不良債権の抜本処理に手をつけることなく、安易かつ非効率なばらまきの財政出動を続けているからにほかなりません。
 宮澤財務大臣が漏らした歳出削減なき安易な消費税増税論は、まさに政府・与党の本音だと考えざるを得ません。財政健全化への道筋を示すこともなく、ただいたずらに財政赤字をふやし、後の世代にツケを回す自公保三党の放漫かつ整合性のない経済政策の集大成が、まさにこの平成十三年度予算案だと言わざるを得ません。
 とりわけ、総理大臣官邸と外務省が組織ぐるみで食い物にしている疑いの強い機密費について、その実態を隠し、予算も一切修正しようとしないことに、国民は強い憤りを感じております。また、森総理の露骨なまでの我田引鉄である整備新幹線のフル規格化、旧態依然とした旧来型公共事業の実施など、自民党得意の利益誘導政治によって不健全な企業を延命させることはできても、日本経済が立ち直るような効果は望めないと私は考えます。
 以上により、本予算案には到底賛成できないことを申し上げたいと思います。
 これに対して、野党四会派提出の予算の編成替えを求める動議は、機密費の大幅削減はもちろん、非効率な公共事業も削減する一方で、国民の将来への不安を取り除く雇用や社会保障、教育、環境、災害対策などの分野への歳出を手厚くするなど、国の資源配分を大きく変えることを主張しておりまして、政府・与党は真摯に耳を傾けるべきだと考えます。
 最後に、六百六十六兆円という膨大な借金を残す財政政策とともに政府・与党の経済失政の双璧をなす金融の不良債権問題について、一言申し上げます。
 金融担当大臣は、今ごろになって不良債権処理を加速すべきだというような発言をしております。しかし、この議論は、九八年の金融国会で私たちが何度も強く主張した議論です。あのとき厳格な資産査定と引き当てを初めとする不良債権の早期かつ抜本処理を先送りしたことが、不良債権問題の深刻化を招いております。
 政府は、金融システムに不安はないという考えのようですが、それは全く甘い認識と言わざるを得ません。しかも、現実の資産査定と引き当てが不十分であることが露見する直接償却を、銀行経営者の責任を不問に付すことによって促進しようとする政府・与党の姿勢は、モラルハザードを一層蔓延させるものであり、許されるものではありません。七十兆円という巨額の公的資金と二年半の時間を与えられながら不良債権問題を一向に解決できなかった自公保政権には、政権担当能力が大きく欠けていると言わざるを得ません。
 以上、申し上げ、私の討論を終わります。(拍手)

発言情報

speech_id: 115105261X01520010302_230

発言者: 池田元久

speaker_id: 27942

日付: 2001-03-02

院: 衆議院

会議名: 予算委員会