加納時男の発言 (決算委員会)

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○加納時男君 今のお話の中で、国内の厳しい事情があること、それからまたODAが不透明あるいはその成果が必ずしもよく説明されていないこと、それから対中ODA、いろんな例を挙げられました。全部そのとおりだと思います。
 あえて言わせていただくと、不透明とおっしゃったんですけれども、やや不適切な例もあったのではないだろうか。例えば、被援助国の人権抑圧あるいは独裁、あるいは軍事力の拡大、これは中国なんかでよく例に挙げられるものでございます。例えば、フィリピンのマルコス政権、それからあるいはインドネシアのスハルト政権に対する援助というものが果たして適切であったのか、意味は非常にあったと思いますけれども、不適切なケースもあったといったような批判があったかと思います。
 こういったあたりについては、最後にまたODAと国益というところで、ぜひ今の延長で議論をさせていただきたいと思っております。
 ちょっと具体的な例を一、二挙げてみたいと思うのでございますが、私はODAにはいろんな光もありますし影もあると思います。一つずつ最近の新聞で報じられた事例を取り上げてみたいと思うんですが、一つは、まず影の面であります。
 ことしの一月二十四日付の読売新聞で、タイの政府が進めております汚水処理施設をめぐっての地元の反対が報じられております。これは、日本のODA、それからADBといいましても日本が主体でございますが、ADBの融資、それに加えてタイ政府の出資で行われているものでありまして、サムットプラカンの工業地帯の工場排水、これがタイ湾に流れ出るということから、いろいろこれを浄化しようじゃないかと、目的は非常にいい目的なんですけれども、環境保全という観点から汚水処理施設をやっていくということであった。非常にいい援助だと私は思っていたんですけれども、住民から反対が出ているということでございます。
 これの実態はどういうふうになっていらっしゃるのか、おわかりでしたら説明していただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 加納時男

speaker_id: 31599

日付: 2001-04-02

院: 参議院

会議名: 決算委員会