加納時男の発言 (決算委員会)

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○加納時男君 私は、この草の根無償というのは非常に意味があると思うんです。これからのODAの新しい方向の一つかなと思って実は質問に取り上げさせていただいたわけでございます。
 私の調べた範囲で申し上げますと、白陽関郷というのは物すごく、何というか発展のおくれた、言葉をかえると非常に貧しいところですね、一人当たりの所得が極めてわずかなところでございます。非常に不衛生で、住民は川の水を飲んでいたわけです。これに対して、日本の草の根支援で水道を引いた。それから、皆さんがなかなか学校に行かれないところに小学校をつくった。しかも、衛生状態が悪いところで、また病気のあるところで保健所をつくった。こういったことが日本の協力でできたんだということを住民の人が肌で感じて喜んでくれたというニュースなんですね。私はこれを非常にうれしく思ったわけでございます。
 草の根無償というのは、今、局長の方からお話があったように、極めて現地発の話でございます。地域のまさにNGOも含めまして、草の根の方々の提案に基づき、日本の中央じゃなくて現地の在外公館が、現地の雰囲気を一番知っている在外公館が判断をして、しかも一件当たりたしか一千万円ぐらいだと思いましたけれども、以下ぐらいの比較的安い金額であるけれども、しかしこういう白陽関郷のようなところでいえば一千万円というのは大変巨額なお金でございます。それでいろんな施設ができて住民の方が喜んで、これでまさに日本の顔の見える外交、顔の見えるODAというのが私は成功した非常にいい例だと思います。
 予算の方もこの間成立しました。三月二十六日に成立した予算書を早速チェックしてみたんですけれども、ODA全体では三%減っています。けれども、その中で草の根無償については、たしか間違っていなければ、私の記憶では八十五億円が百億円へと大幅に一七%ぐらいふえたと思います。これは国会で仲間がみんな認めた予算でございますけれども。こういった方向、まだ日本のODA全体で一兆円の中の百億円というと一%ぐらいではございますけれども、私は新しい芽としてこれをぜひやってほしい。私の言い方、言葉を使わせていただくと、こういう援助の現地主義、現地でのニーズにこたえて現地で判断するという現地主義、二つ目は、予算を全体の枠とは別に、その中でも重点的にこういったところ、草の根無償のようなところに重点を置いていく。
 それから、さらにはこういう草の根無償に不可欠なのは人材だと思います。ボランティアの方々、日本にもたくさんボランティアをやる方はおられます。こういうボランティアの方あるいは現地に入っているNGOの活用、いろんな面で工夫があると思うんですけれども、この辺についての所感を伺って、この問題を終わりたいと思います。

発言情報

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発言者: 加納時男

speaker_id: 31599

日付: 2001-04-02

院: 参議院

会議名: 決算委員会