諸井虔の発言 (憲法調査会)

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○参考人(諸井虔君) 私もその問題について深く考えてきたわけではございませんので、的確なお答えができるかどうか心配なのでありますけれども、確かにおっしゃるように、この地方自治法というのは、多分、地方公共団体の自治を守るためにつくられた法律なんだろうと思います。それは、ですから非常に親切に丁寧に一生懸命守ってあげようというような意思がそこに働いて、いわばお母さんが一生懸命幼い子供のことを守ってあげようというふうな形でつくられたものじゃないかと思うんですね。
 やはり日本の官庁全体にそういうところがあるわけで、国民とか地方公共団体とか企業とかというものが弱いものでだめなもので、これをそれぞれ分担して守ってやらなくちゃいかぬという面が非常に強いんじゃないかと思うんです。ですから、そういう考え方、そういう流れそのものをここで変えていかなくちゃならないということだと思いますので、地方公共団体についてもやっぱりある程度自立させて自分の責任でやらせる。ということは、やっぱりそれぞれ自分で考えて、いろいろ失敗することもあるかもしれないけれども自分で考えて、自分でやって失敗してまたそれを直してということを許すようなことをしないと、何でもかんでも国が決めてこのとおりやっていろと、これでは地方は育たないと思うんです。
 ですから、今個々の細かい問題については私も知らないことはたくさんありますので申し上げられませんけれども、大きな流れとしてはやはりおっしゃるように、だんだんに地方に自主的にやらせるという方向に自治法も変わっていくべきではないか。これは個人的な見解でございますが、そう思います。

発言情報

speech_id: 115114184X00720010509_007

発言者: 諸井虔

speaker_id: 15927

日付: 2001-05-09

院: 参議院

会議名: 憲法調査会