長谷川孝の発言 (文教科学委員会)

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○参考人(長谷川孝君) 総合学習、僕が取材した幾つかの場合でいえば、学級の座席表に近いものですけれども、全部の個人について、この子は今どういう課題をやっていて、どこで困っていて、どこでつまずいていてとか、何を思っていてとかということを一人一人全員、座席表のような形でつくっている学校が幾つかありました。これ、大変な作業ですね。
 ある学校で学校長が、今まではまとめてバスでばっとどこかへ連れていっていたのを、子供たちが自宅からじかに社会見学の場所までグループで行くようにしようじゃないかと提案したら、先生方全員が反対しました。要するに、責任が持てないと言うんですね。校長が説得して、私が責任を持つと言って実施しました。グループで行った子供たちは先生たちがびっくりするぐらいきちんとできていました。
 これはやっぱり人数が多いと、どうしても先生たちはちょっと待ってくれと言うようになっていくだろうなという気がしますね。もちろん、グループに分けるわけですから、子供たちに安心して任せて大丈夫なんですけれども、先生たちが子供たちに任せて大丈夫だよというふうな気持ちになれる環境があるかどうかということも僕はすごく大きいんだろうと思います。
 そういう意味で、日常的に子供たちと先生とがもっと密に関係をつくれるような、そういう環境をつくってやらないと、総合的学習というのは失敗しかねないというふうに僕は心配しています。多くの学校で何かそういうおそれを感じさせる現実があるような気がします。
 そんなことでよろしいでしょうか。

発言情報

speech_id: 115115104X00620010329_020

発言者: 長谷川孝

speaker_id: 9409

日付: 2001-03-29

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会