小林憲司の発言 (安全保障委員会)
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○小林(憲)委員 民主党の小林憲司でございます。
私は、日本の安全保障に関する問題は、現在非常に重要な局面を迎えていると考えております。
米国に対する未曾有の大規模テロによる国際安全上の枠組みの変化、初めての戦時における自衛隊の海外派遣に伴う実務上の諸問題の発生、国会における小泉総理の憲法前文と九条との間のすき間発言など、この国の安全保障のあるべき姿について、過去の経緯を乗り越えた抜本的な発想の転換を行うべきときがまさに今来ているというふうに思います。
このような重要な局面であればこそ、今こそ与野党が一丸となって、そしてまた政治家が国民の代表として政治家主導で素早くいろいろなことを改革していかなければならない、そういうふうに思っておりますが、そのような重要な時期に、国家の安全を保障する基盤ともいうべき外交を担う外務省内におけるさまざまなあつれきが連日のようにマスコミによって報道されております。
大変これは残念なことなんですが、私は、本当に外務大臣、外務大臣には非常に大きな期待を抱いております。そしてまた、外務省の旧態依然たる体質を打ち破り、国民の目線に立ったわかりやすく柔軟な新しい外交政策を構築し得る外務大臣だと信じております。そして、それが実行できるのはまさしく今であり、田中外務大臣に本当にやっていただきたい、そう思っております。
これまで実際にだれも手をつけておられなかった外務省内のさまざまな問題点を明るみに出されるなど、十分に実績も出されておる、私はそう思っておりますし、非常にその評価は皆さんに評価されるべきものだと思っております。
しかしながら、就任されてからまだ半年余りでありますが、その外務大臣の実力を発揮していない段階にもかかわらず、初めの人事課長の更迭問題、そして秘書官の辞任問題等々、そしてまた、先ほど来質問にもありましたように、毎日毎日、細かい細かい問題や外務大臣の身の回りの問題や、そういうものが余りにも多く報道され、そして余りにもそれが表に出過ぎている。
これはまさしく、先ほど大変怒りを込めておっしゃられたように、事実無根のこともたくさんあると私は思います。そしてまた、非常にその事実を曲げられて報道されていく場合もあると思います。しかしながら、余りにも外務大臣、毎日のように、これはこの大切な局面において多過ぎる。そしてまた、それがやはり外国の問題に絡んできたり、そしてまた国民の皆さんがそれを見て非常に不安がられておられる、こういう事実がございます。
このことに関しまして、私は、ぜひともこの機会に直接大臣にお伺いしたいのですが、やはりこれは、大臣自身先ほど、全く周りの問題である、私はそんなこと言っていないとおっしゃるのですが、それはそうとしても、やはり外務大臣自身にも、これは何か大変な悔い改めていただかなければならないところがあるのではないかというふうにも思います。
ですので、ぜひともこの一連の報道に関しまして、そのようには思わない、私はこれでいいのだと思ってみえるのか、それともこれはやはりこの大切な時期に外務大臣として実力を発揮して、もっともっと表舞台に出ていただいて、田中外務大臣の顔が見えるような、そんな外交が日本ができるようにするためにも、何かひとつ御自身で思われることがあるならば、ぜひともその辺を教えていただきたいと思います。
そしてまた、今大切な時期ではございますが、日本の外交が変わらなければいけない、今までのような消極的で弱腰の外交から変わっていかなければいけない、これができるのも、私は田中外務大臣は必ずやっていただけると思っておりますので、ぜひともその大きな方針もここで教えていただきたいと思います。