土肥隆一の発言 (厚生労働委員会)
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○土肥委員 ですから、すべては五十年たった後に何とかしましょうという答弁にすぎない。しかも今回は名称だけ変える。私も国会に相当数おりますけれども、名称変更のときが一番危ないんです。名称だけ変えて、後は実がついてくる、こういう安易な考えが国会にあるんです。
例えば、精神薄弱者を知的障害者に変えようというときに、参議院では議論をしませんでした。衆議院にやってきて、私は何たることだと。戦前からある精神薄弱者という言葉を行政もそれから福祉関係者も国会議員も平気で使ってきて、長年悪うございました、今度は知的障害者にいたします、だからそれでいいでしょうというわけです。だけれども、五十年、六十年の長い、精神薄弱者をどう取り扱ってきたか、そういう反省は全くない。
私は、今回も助産婦を助産師にする、とても寂しいですけれども。しかし、それで今までの助産師の、あるいは助産婦の歴史的な取り扱いと経過、これは何だったのか。一言で言えば、すべて病院へ病院へ病院へと出産をしむけた、方向づけたのが国の行政じゃないでしょうか。今日では九八・八%は病院で出産する。そんなに危険な異常出産があるわけじゃなくて、すべて病院に送り込んで病院的取り扱いを受けてくる、この弊害はいっぱいあるわけでございますけれども。
そうした病院中心主義というものについて疑問はなかったんですか。そして、日本の出産にまつわる文化でありますとか伝統でありますとか国民感情でありますとか、そういうものをしんしゃくなさった、検討なさったことはあるんでしょうか。医政局長、お願いします。