平野貞夫の発言 (外交防衛委員会)
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○平野貞夫君 最後の質問者でございます。
質問に入る前に委員長に一つお願いがあるんですが、私は触れまいと思っていたんですが、例の最高裁判所の自衛隊の判決問題がしばしば出ますので、委員長にお願いしますが、後日で結構でございますので、理事会か何かで検討していただければありがたいんですが、私は、二十三日、自衛隊を憲法違反か違反でないか、のを決めるのはだれですかという質問をしたわけでございます。総理は非常に親切に、いろいろおっしゃって、しかし、日本の最高裁判所は自衛隊は合憲であるという判決を下しているんですよと、こういうふうに私の聞かないことまで答弁していただいたんです。これは事実と違うわけでございますので、きょう結論出す必要はございませんので、ひとつ御検討いただきたいと思います。
それから、もう一点は、実は、小泉総理、私きのう村山元総理に電話で聞いたんです。怒っていましてね。総理のことを怒っているわけじゃないですよ。そこで、先ほども申し上げたんですが、簡単に言いますと、自分が、これは小泉総理に言っておけ、伝えておけということでございましたので。平成六年十月の衆議院の安全保障委員会の発言は、戦闘行為につながるようなものに対して協力をするというようなことはこれは憲法上許されないという意味は、これはもうこういう法案は、このテロ法案なんというのはこれはもう許されないことなんだということをかなり厳しくおっしゃっていました。私もその点では一致するんですけれども、そこから先がちょっと違うものですから余り議論しなかったんですが、非常に、大変村山元総理はそのことについてはっきり物をおっしゃっていたということをお伝えしておきます。
そこで、総理、私はこの法案がずっと審議、テロ法案が審議されているのをずっと直接間接に見ていまして、一言で言うならばこのテロ法案は限定的対米集団的自衛権行使法案と、こういう別名にできるんじゃないかと、私はそういうふうに、やはりもうこの法案で限定的に集団的自衛権に踏み込んだというふうに私は理解します。
そこで、私はこの全体の印象を実は俳句にしてみたんですよ。それは、特に政府の皆さんの憲法解釈をめぐってでございますが、「憲法の解釈栄え国滅ぶ」と。いや、本当にこれは深刻な問題なんです。総理は私の質問に対して真剣に、すっきりしない部分があると憲法のことについて言っていただいた。あり過ぎるんですよね、とにかく。それは全部が全部というわけにはいかぬということはわかりますが、余りにもひどい。
私は、この大変不幸な事件が起こったわけですけれども、これを機に、日本の十九世紀、二十世紀の憲法理念ではもうやっていけない、日本だけじゃないと思いますが。そういう意味で、根本的に憲法を中心とした国のあり方それ自身をやっぱり真剣に考えるときじゃないかというような思いがしますが、ちょっと御所見を。