2002-06-06
衆議院
山田敏雅
憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会
山田敏雅の発言 (憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会)
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○山田(敏)小委員 山田です。
私は、去年九月にサンフランシスコ講和条約五十周年の式典がございまして、行きました。
五十年前、日本が独立したその場所で式典をやって、その数時間後だと思うんですけれども、プレシディオという大きな陸軍基地があるんですけれども、その中の小さな体育館で日米安保条約が結ばれたんですけれども、そこにも行って、田中眞紀子さん、コリン・パウエルと式典をやって、その後、いろいろな話をしたんです。
私の印象をちょっと言いますと、サンフランシスコ講和条約はオペラハウスという大きな劇場でやったんですけれども、その後、吉田茂さんがトルーマンと安保条約を結んだ場所は、大きな陸軍基地の中の、本当にバスケットコート一面ぐらいの木造の体育館の中です。その当時の日本の置かれた立場というんですか、占領軍のアメリカの意図を持ってやられたというふうなものを非常に感じました。
ただ、その後、いろいろなアメリカの方にお会いして、非常に変わったというか、パウエルさんの演説なんか聞いていても、日本頑張れ、アメリカの本当の友達だ、日本はもっと頑張ってくれ、そういう言葉ばかりなので、非常に驚きました。
二週間前にワシントンDCで、アメリカの上院、下院と日本の私ども民主党と自民党の方、それから韓国の国会議員の方とやったんですけれども、特に中国と北朝鮮の問題、安全保障のことについて意見を交換しようと。
私は広島出身の国会議員でございますので、私の周りに原爆の体験された方がたくさんいらっしゃいます。外務委員会でも、日本はとにかく核兵器廃絶、これを日本の国のアイデンティティー、もっと政策を乗り越えたものとしてやっていくべきではないか。
それに比べて、今までのやってきたことは非常に生ぬるい。例えば、外務大臣がアメリカに、アメリカは、日米安保条約あるんだけれども、将来核兵器はやめろ、あるいは中国に対して、日本は率先して、核兵器はやめろ、こういうことは一度も今までないわけですね。何か遠慮している、何か引いている、日米同盟の中で。これを一つの柱として、日本の、国体と言うとオーバーなんですが、国の形として、今の安全保障論議の、憲法改正の中もありますけれども、それを超えてやっていくべきだと思います。
二週間前のそのワシントンDCの件では、まずウェルダンという下院のアジア関係の責任者の方がいらっしゃいますけれども、十九名の国会議員で北朝鮮を訪ねるということでございましたので、先週行ったと思うんですけれども、その方に、日本の北朝鮮の拉致事件、これについてどのぐらい知っているのかなということで聞きました。
特に北朝鮮にこういうふうに言ってほしいということでやったんですけれども、正直言って、アメリカは今や、何か日本に余り大きな関心を持っていない。余り大したことない、こんな感じに私は受け取って、日本の拉致事件について詳しいことはほとんど知らない。その後、上院とか下院の方にも何人かお話ししましたけれども。
きょう、先生の御意見の中で、日米安保条約、そろそろ変質をさせて、日本を独立的な地位に置いたらどうかということをちょっとおっしゃったんですが、このような状況の中で、日本が本当にそういう地位を占めることができるのかというふうに思います。それが第一点。
中国に対する日本の見方で、中国の今までの政策を見てみますと、非常に覇権主義というか、軍隊でもって何かを解決するということを歴史的にやってきたわけですけれども、それに対して日本は、今唯一のよりどころは日米安保条約ですね。そこに頼っていれば少し中国の覇権主義を過ごせるという状況だと思うんですけれども、それを含めて先生の御意見をお伺いしたいと思うんです。