田久保忠衛の発言 (憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会)

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○田久保参考人 完全に一極構造で、多極化その他のいろいろな議論がございますけれども、断トツの一極のもとでの多極化とかいろいろな話があるんだろうと私は思います。
 私が恐れておりますのは、一極構造がどんどん進んでいくと、今アメリカ政府というのは自信を持ち過ぎまして、いわゆる単独行動主義、ユニラテラリズムというやり方ですね、マルチラテラリズムの反対の概念でございますけれども。これは、京都議定書嫌だよ、生物兵器何とか条約、こんなものは、民間の情報を出さなきゃいけないなんて嫌だよ、全くユニラテラリズムになってくる。このアメリカとどういうふうにつき合っていかなきゃいかぬかということでございますから、私、むしろ冷戦構造の方が日本はやりやすかったんじゃないかというふうに考えるわけでございます。
 ただし、こういう時代になってまいりますと、ますます、私は最終的には日本独自のというふうに考えているんですけれども、日米間に亀裂を生むようなことがあると、これまた日本にとってはえらいことになってくるという面もございますね。したがいまして、これは非常にこれから注意を要するところだと思います。
 ブッシュ政権はあと二年でございますけれども、次に民主党政権が出てこないという保証はどこにもない。そのときには、私がここにお配りしたような、共和党が日本に、どうぞ安全保障でもう少し強くなってくださいよじゃなくて、ウイーク・ジャパンという考え方がございまして、さっき、ブレジンスキーが言っておりましたように、日本は銭もうけの機械にしておけばいいんだというようなことになったら、これまたゆゆしい重大事だなというふうに思っております。
 憲法改正も防衛問題も有事法制も、あと二年という期限は、これはすこぶる重大な意味を持ってこやしないかなというふうに考えております。

発言情報

speech_id: 115404188X00420020606_015

発言者: 田久保忠衛

speaker_id: 4757

日付: 2002-06-06

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会