2002-06-06
衆議院
田久保忠衛
憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会
田久保忠衛の発言 (憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会)
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○田久保参考人 アーミテージ報告でアーミテージが言ったのは、イギリスとアメリカの関係は欧州の平和と安定に大変大きな役割を果たしている。これは恐らく彼の願望が入っていると思うんでございますけれども、アジアにおいて安定したパートナーあるいは同盟国というのは日本じゃないか、イギリスのような立場も考えて、大きな役割を果たしてくださいよ、こういう願望がアーミテージ報告に出ているんではないかなと思います。
それから、米軍基地の問題でございますけれども、大きく言いまして、ニクソン・ドクトリン、あれは一九七〇年代の初めでございますけれども、以後、アメリカの地上戦闘部隊はアジアからだあっと潮の引くように引いております。それから、一九九六年の橋本・クリントン会談で発表されました日米安保共同宣言ですか、あのときは、クリントンは、十万じゃなくて八万に引き揚げたいというふうに考えていたのを、橋本さんが十万置いてくれと言われて十万になったというふうに私は記憶しているわけでございます。
アメリカは、ソマリアでPKOが出まして、米兵が何かジープに死体を引っ張られてやられてから、ソマリア・シンドロームで、外で戦うことを非常に嫌っております。したがいまして、アジアでもなるべく変なことはしたくないなということを考えておることは事実でございまして、問題は日本の基地でございます。
特に、今先生おっしゃいました沖縄は、これは北朝鮮だけじゃなくて、南シナ海も全部見ております。したがいまして、これは大変戦略的に重要なんですけれども、ここで、米軍の基地は整理しろだけではなくて、それはしろ、そのかわり埋める努力はこうするよと言ったら、かなり話は前へ進むんではないかというふうに思います。
ただ、ヤンキー・ゴー・ホームだけで、これであと知らないよと言うと、アメリカは、全体の平和と安全におれは責任を持っているんだ、無責任なことは言うなと言って反対するだろうと思います。そこのところの兼ね合いが重要ではないかと私は考えております。