2002-06-06
衆議院
山口富男
憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会
山口富男の発言 (憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。
私、きょう、田久保参考人のお話をお聞きしまして、やはり私たち、二十一世紀の始まりに当たって、二十世紀を含めて二つの世紀の来たこと、それからこれからの展望、それを見ながら世界の平和の問題を考える必要があると思ったんですけれども、その点でいいますと、世界の平和の秩序を構想する問題や、それから憲法九条の問題でも、私は、改正でなくて、九条を生かす方向での世界への貢献という立場をとっておりますので、そういう点での大きな見解の相違はあります。
さて、私がきょうお尋ねしたいのは、今の時期を新しい国際秩序の形成だという問題提起がございましたので、その点について幾つかお尋ねしたいんです。
まず一つは、アメリカの、もうお話に出ましたが、ユニラテラリズム、単独行動主義の問題なんです。
昨年の秋に日本の国会と欧州議会の交流がありまして、そのときにも、欧州側から随分このユニラテラリズムという言葉が出たのが大変印象深かったのです。これがなかなか訳語が難しいものですから、同時通訳の方が、ユニラテラリズムとそのまま訳される方もいれば単独行動主義と訳す方もいれば、ばらばらだったんですけれども、少なくとも、アメリカの同盟国と言われる国々からも相当の危惧が出ているんだなというのを実感したんです。
それで、今、その中身を見てみますと、一つは、ラムズフェルドさんあたりが言っている先制攻撃の問題があると思うんですね。それからもう一つは、核体制の見直しの問題で、核兵器を持っていない国にも核を使用する選択肢があり得るんだという立場をとり始めた、これに対する危惧がやはり相当出ていると思うんです。
そうしますと、こういうアメリカの単独行動主義への批判の強まり、それは決してアメリカとうまくいっていない国だけじゃなくて、一緒にこれまでやってきた国々からも批判は出ているわけですけれども、こういう点についてはどういうふうに見ていらっしゃいますか。