2002-07-11
衆議院
山田敏雅
憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会
山田敏雅の発言 (憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会)
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○山田(敏)小委員 私は、二十年ぐらい前なんですけれども、ジュネーブで、国連代表部というところで働いたことがあるんですけれども、そのときに、ECの代表の方と一緒にいろいろな交渉をやったのです。私の印象では、意思決定のメカニズムというか、非常に未発達な、だれがリーダーシップをとって、どんな理念に基づいて、何をやろうとしているのかというところが、これは余り機能しない組織じゃないかなと思ったのです。
その後二十年ぐらい、少しずつ変わってきたのですけれども、今でも、これから先の、本当に理想の追求をするのであれば、今言いましたように、軍事力をEUだけじゃなくて、世界に広げて一つの軍事力、各国の軍隊をやめるという。
もう一つは、国際間の紛争を本当に強制力を持って裁判ができる。これができないと、本当の意味の恒久的な地球規模の平和はできないと思うんですけれども、その辺の、EUの今の意思決定のメカニズムとかそういうものが、ちょっと私たちから見たらはっきりしないなと思います。
時間がないので最後の質問ですが、我が国のことをちょっと考えてみるのですけれども、EUは経済共同体から出発したのですけれども、日本は今シンガポールと自由貿易協定をやったわけです。現実には、シンガポールと我が国の通商貿易問題はほとんどない、貿易量もほとんどない、農業問題もない、一番やりやすいということでやったのですね。次に韓国とやろうということで今やっているんですけれども、世界全体から見ると、日本の自由貿易圏というか、それをやろうとしている構想もかなりおくれているというか、孤立している。
それに続いて、中国は、自由貿易機構というものをASEANとやろうとしているということなんですけれども、日本はこれから世界をリードして、世界の平和をつくっていこうということであれば、日米安保条約の枠組みから一歩外れて、そういう自由貿易圏の経済的なアジアの共同体を目指していくべきなのかどうか、この点について。