山口二郎の発言 (憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会)

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○山口参考人 戦後の日本の憲法学では、特に権力分立論が重視されておりまして、議院内閣制における権力の融合、要するに国会の多数派が行政権を持つという、この融合の側面については非常に軽視されてきた。それから、特に伝統的な日本の憲法学というのは大きな権力が嫌いでありまして、ともかく行政と国会を分けちゃって、国会というのは、行政に対してある種チェックしたり牽制したりということを重視するわけですよ。
 しかし、今の日本の課題は、ちゃんとした権力をつくって問題を解決していくという側面の方が今明らかに不足しているわけでありまして、そういう意味では、議院内閣制というのは、アメリカ的な権力分立が必ずしもなじまないんだということを明確に議論していく必要があるだろうと思います。最近、少し憲法学界でもそういう議論は始まっているわけなんですけれども。

発言情報

speech_id: 115404190X00220020314_017

発言者: 山口二郎

speaker_id: 24305

日付: 2002-03-14

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会