土肥隆一の発言 (厚生労働委員会)

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○土肥委員 負担増を求めるときには丁寧にやるということでございます。最大の丁寧さというのは将来像を、つまり抜本改革をきちっと示して、これで医療制度は乗り切れますということを示して、それにはこういう負担増をお願いできますかというふうな丁寧な出し方をするべきだと私は思うのであります。それを飛び越して、いきなりばさっとやってくる。
 私は、サラリーマンの皆さん、なめられているんじゃないかなと。例えば老人医療費の六割はサラリーマン、現役世代が負担しているんですね。もう既にお年寄りの医療の六割を負担している現役、そして年金の負担も賦課方式ですから精いっぱい出す。介護保険の、四十歳以上ではありますけれども、それに応じる。そして子育てをし、家族を養っていく。これではサラリーマンの皆さん、踏んだりけったりでございまして、せめてどこかで、サラリーマンの皆さん、こういう特典がありますよみたいなものでも示さない限り、取れるところから取るという従来の国のやり方について、こういう事実を国民が知ったときに、サラリーマンの皆さんが真剣に知ったときには相当な政治不信を生むというふうに考えておりますし、第一、少々病気の兆候が見えても医療にかからないというようなことが起こるのではないかというふうに大変心配しております。
 もっと丁寧にやっていただく、丁寧こそそれは抜本改革なんですよ。医療はこうだ。この前の人口動態の発表では、年金がまた三割だ。医療は今度も三割、医療にかかったときでございますけれども。その上に保険料がかかってくる。そういうさまざまな負担増をどこに求めるかというのは、やはり丁寧さ、説明をきちっとするということが大事だというふうに考えます。
 ですから、私は、今からでも遅くないから、医療だけでもいいから将来像をきちっとサラリーマンに示す、三割負担、総報酬制を受け入れる現役世代に示すということが必要だと思います。
 次に、高齢者でありますけれども、七十歳から七十五歳に対象が引き上げられました。これも私は、つけ焼き刃的だな、行き当たりばったりだなと思うのであります。
 老人の医療費が上がる。そして健康保険財政が逼迫してくる。この老人保健拠出金の問題ですね。各保険者は軒並み全部赤字です。サラリーマンの組合健康保険などは、もう吐き出して吐き出して、法定の積立金以外は全部吐き出して、いよいよ破産状態に陥りますよ。破産状態に陥って、では政管健保に行きなさいといえば、政管健保がもう既に破綻しているというような中で、老人の年齢、高齢者の年齢を七十歳から七十五歳に変えたというのはいかにも安直な、医療改革と言えるんでしょうか。
 私に言わせれば、この七十五歳、七十歳から七十五歳に逃げ込んで、そして負担を軽くしよう、老人医療の負担を軽くしようということにすぎないんじゃないかというふうに思うのでございますが、こういう意見についていかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 土肥隆一

speaker_id: 29990

日付: 2002-05-22

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会