土肥隆一の発言 (厚生労働委員会)
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○土肥委員 こうなってくると、私どもは老人会で話をするときなんかも、七十五歳以上の人はちょっと手を挙げてくださいと言うとぱらぱらいらっしゃるわけですね。それ以下となるともう圧倒的に多いわけでございますけれども。七十五歳以上になりますと、大体もう老人会に出てこれない世代でございまして、言ってみれば、医療で手厚くはしますけれども余り長生きなさらないでというふうにも私は聞こえるわけでございまして、これからの高齢者医療を考えるときに、こういう手法もあったんだなということを思い出すと、これまた次の抜本改定、抜本改革はどうするんですかといったときに、余り希望が持てない、こういう手法をずっととっていくんだろうなというふうにやや批判的に見るわけでございます。
したがって、先ほどから私どもの委員が抜本改革を一体どうするんだという話を繰り返しやっておりますけれども、どうも先行きが暗いと私は考えております。よほど徹底した議論をしていかなければならない。
もう一つ、いつも大臣もおっしゃる一元化論でございますね。これは大臣に回答していただきたいんですけれども。
一元化すればすべてはうまくいく、市町村国保の一元化、これを県に持っていくだとか、あるいは国がやっている保険の一元化、政府管掌保険でいえば民営化なんということも言われておりますけれども、私は、国であれあるいは地方行政であれ、行政が保険者であるところの健康保険というのはいわば合理化も効率化もできない。
そして、では民間はどうかというと組合健保があるわけでありますけれども、これも法律でぎりぎりに締め上げまして、組合の設置から財政内容への介入とか、これは国民健康保険法、今回の法律の中にももう既にあるわけでございますけれども、民間の活力とか工夫とかいうものがこの医療保険の世界ではほとんど機能していない。つまり、これは国営の、あるいは行政の健康保険制度、こういう印象を強くするわけでありますが、一元化というのは一体どういう効果があるのか。
むしろ、私たち国民はいろいろな健康保険組合を持っていて、自分の健康は自分で守ろう、そして自分の組合の健保財政は自分たちで守ろうというところの、身近なところでの健康や保険に対する、あるいは病気に対する理解、それがなければ、一元化すると、ああ、国がやってくれる、ああ、市町村がやってくれる、もうどうでもいいやというような、自分のことを自分で考えない。そして今度は、健康日本21ですか、今度は国がかりで、体操をしましょう、何か七十項目ぐらいあるんですか、食べ物はこういうものを食べてくださいと。そういうことをやらざるを得ないような日本の国民の生活というのは、私は非常に不幸だと思うんですよ。
もっと医療を身近なところに持ってくるべきものを、一元化すれば、ますます大きく行政が管理するわけです。こういう状況で、一元化でいいのかということを、やはり根本的に抜本改正でもやらなきゃいけないと思うんですが、大臣の御意見をどうぞ。