西川太一郎の発言 (国土交通委員会)
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○西川(太)委員 先ほど来、私の前にお二人の質疑者、大変優しい、住民の側に立った視点での御質疑、傾聴に値するものがあったと思います。私の旧選挙区のことを御心配いただいて、感謝をしたいと思っております。皮肉ではありません、本当にそう思っております。
そこで、私は、この法律の改正は、いやしくもディベロッパーの金もうけの手伝いをするという法律であっては絶対ならないと思うし、そこに住む人たちが住みたいなという環境を、そして住というものをどういうふうに充実させるか、それも、年をとって何年もかかってというのじゃなくて、クイックレスポンスしてくれる行政を望んでいるということは、私も地方議員経験者として長い間都市計画審議会に何回も籍を置いていろいろな経験をしてまいりました、都議会自由民主党でありましたので。今ちょっと違うところにいて恐縮でありますが。
保坂三蔵参議院議員と私は一緒になって、例えば、丸の内をお通りになると、あそこに銀行協会というのが、ビルにはかまをはいて、古いものをレリーフのような形で残している建物、御存じだと思いますけれども、あれはああいうふうに残すために随分みんなで苦労したし、それから、恵比寿ビールの跡を、都市計画審議会で反対される方々が大勢、大勢というか、当時の言い方であれば、革新政党の中におられたんですけれども、しかし、今日、あそこがどんなに東京都民にとって憩いの場であるか、また、よそから来る方々にも本当に東京の一つのお目当てのスポットになっているということも思えば、私は一概に開発がいけないという論理には立ちたくない、こう思っているわけであります。
そこで、私としては、ぜひお尋ねをしたいと思うのでありますけれども、やはりこれから町は美しくなきゃいけないと思うんですね。
いろいろなことを申し上げたいんですが、時間に限りがありますけれども、例えば、世界遺産に登録されているスイスのベルンの旧市街なんかを見ると、本当にすばらしいな、こういうものを残す文化、いいなと。それで、日本に帰ってきて地方に行けば、お城を中心にすばらしい町並みがある金沢なんかは、こんなところに暮らしてみたいなと思うし、地方都市のそれぞれの固有の文化を持って、ある意味では都市間競争をやっておられる。
東京のように、ただ無秩序に広がってしまった、こういうところを都市再生でもう一度、それぞれ、東京の中でも、例えば山の手と下町と昔は截然と区別されていた、そういうものを何か復活できないのかな、こんな率直な気持ちを持っておりまして、何度も申しますけれども、金もうけの手先になる法律をつくる気は私も与党の一員として毛頭ありません。住む方々が本当にいい法律をつくってくれたと、こういう法律をつくりたいがためにお尋ねをしたいというふうに思います。
そこで、都市再生を図る上で、商業業務地の高度利用とか、それから都心居住の促進、こういうものは私は不可欠だ、こう思うわけであります。
例えば、これは想像ですけれども、山手線のそれぞれの駅の上に高層ビルを建てたら、こんなすばらしい職住近接の模範例はないと思うんですよね。何でそれをやらないのか。かつて、あそこにおいでの和服を着た大臣はそういうことを、もっと東京は何でそういう知恵を出さぬのかと建設大臣の当時おっしゃったのを、私、都会議員として拍手を送った覚えがあるんです。
それから、もう量は足りて、質の時代ですよね、住宅は、ある意味では。セカンドハウスだって都心に持ったっていいじゃないですか。そういうようなことを、もう昼間百万人、夜四万人なんというもったいない使い方をしないでやるべきだと思いますよ。
先ほど千代田区のことを御指摘になりましたけれども、中央区だってそうですよ。大臣が先ほど御答弁でおっしゃいました、島崎藤村が勉強したあの小学校が何で残せないんですか。そういうようなことを私どもはやはりやってもらいたいな、こう思うわけでありまして、何を聞いているのかわからなくなっちゃって済みません。失礼しました。申しわけありません。
演説はこれでやめて、要するに、職住近接を図るための都心地域の居住を促進する観点から、今回のこの建築基準法の改正にはどんな御配慮をなさったのか、お尋ねをしたいと存じます。