柳澤伯夫の発言 (財務金融委員会)
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○柳澤国務大臣 不良債権の処理につきましては、昨年の四月ごろからいろいろな施策をさせていただいておるところでございます。
その一つは、資産の査定と引き当てを的確なものにする、こういうことで、まず第一に、通常検査の強化をいたさせていただきました。これは、特に主要行と言われているメジャーバンクスに、一年一回必ず、特に信用リスクの面での検査に入るということ、それから、検査の結果が次の決算に本当に反映するかということについてフォローアップ検査というものをやること、これが通常検査の強化と言われるものの内容でございます。
それから、特に十月の改革先行プログラムからの施策でございますけれども、市場の評価が著しく変動したような債務者等を中心として、債務者に着目した特別検査を行う、こういうことを改めてそれにつけ加えさせていただきまして、これらの施策は、前者につきましては昨年の九月末の決算から、また後者につきましては特に今度の三月末決算におきまして、その結果が反映するということになっております。
それから他方、こういう資産の査定と引き当てということのほかに、不良債権の問題の処理のためには、やはりいつまでもそういう会計的な処理だけではだめだ、本当に不良債権をオフバランス化する必要がある、こういうことを私ども考えまして、これはもう当初の改革先行プログラムのころから言っておるわけでございますけれども、一つは、私的な整理についてのガイドラインというものをつくって、そして、これに沿ったような私的な整理をすることによって、信頼される再建計画による不良債権のオフバランス化、これを進めようということ。さらには、最近では、ずっと一連、作業をさせていただいて、施策として実現しているわけですけれども、RCCの買い取り機能を強化する、時価にする。あるいは、従来回収中心であったものを、企業再生もRCCのもとで行う。こういうような施策を展開することによって不良債権のオフバランス化を進める、こういうことをさせていただいております。
そして、このようなことをこれから先二年間、二〇〇二年度、二〇〇三年度、二〇〇一年度も含めてですけれども、やることによって、二〇〇四年度には不良債権問題の正常化を図る。
正常化とは何かといいますと、これはメルクマールを発表させていただいておりますけれども、不良債権比率というものを大体四%台以下にするということ、それからまた、与信費用比率というものを〇・三%ぐらいにする。これをもって不良債権の正常化のメルクマールということにしておりますけれども、この目標に向けて、これからさらに二年度間、今言ったような施策を強力に推進する、こういうことにいたしておるということでございます。