木下寛之の発言 (農林水産委員会)
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○木下政府参考人 まず、安全な国産あるいは輸入水産物の供給をするためにどういうことをしているかという点のお尋ねでございます。
私ども農林水産省では、従来から、漁業者に対しまして、衛生管理の向上に対し指導を行っているというところでございますし、厚生労働省と連携をとりながら、輸入水産物の安全性の確保、また、流通加工業者に対します食品衛生法令の遵守指導に努めているところでございます。
私ども農林水産省といたしましては、今後、消費者サイドに軸足を移し、水産物を初めといたします食品の安全性の確保に向けた積極的な取り組みを進めていきたいというふうに考えているところでございます。
また、二点目のお尋ねでございます。水産養殖業についてどのようなことをやっているかというお尋ねでございます。
私ども、水産養殖業につきまして、まずは、養魚用飼料につきまして、飼料安全法に基づくその製造なり使用、販売等につきまして規制を行っているというわけでございますし、当該規制を遵守させる観点から、飼料製造業者に対しまして、必要に応じ立入検査等を実施しているところでございます。
また、抗生物質なりワクチンの問題でございますけれども、薬事法に基づきまして、農林水産大臣による製造の承認が与えられ、そういうような使用基準が設定されているところでございまして、このような水産用医薬品の適正使用につきましても、各都道府県を通じまして、医薬品残留検査の実施を含めまして、指導の徹底を図っているというところでございます。
ただ、私ども、平成十一年に制定をいたしました持続的養殖生産確保法に基づきまして、基本的にはこのような漁場改善計画を策定することが重要だというふうに思っておりまして、このような計画に基づきまして、養殖場におきます水質それから底質等の環境モニタリングを実施しておりまして、できるだけこのような、先ほど申し上げたいろいろな医薬品を使わないような水産養殖業を推進しているところでございます。
また、第三点目でございますけれども、いわゆる陸上で循環型水槽を利用しての養殖の推進でございます。
この循環型水槽を活用した陸上養殖でございますけれども、残りのえさあるいはふん等のいわゆる有機物を海洋環境に放出しない、また、飼育環境を最適な状態に整えた水槽で飼育するということで、安全な養殖水産物の供給に資するものというふうに認識をしているところでございます。
このような観点から、水質の管理あるいは飼育環境の改善等の課題につきまして、平成十年度から平成十四年、本年度までかけまして、産官学の共同研究開発組織でございますマリノフォーラムによりまして、閉鎖循環式陸上養殖システムの開発に取り組んでいるところでございます。
私ども、このような循環型水槽につきまして、先ほども申し上げましたように、海洋環境に負荷を与えないという観点から非常に有効だというふうに思っておりますけれども、今後、そのコストの削減等々につきまして努力をしていきたいというふうに考えております。