伊藤公介の発言 (予算委員会)

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○伊藤(公)委員 ありがとうございました。
 そこで、今回の第二次補正予算二兆五千億、これは、今日我が国がいわゆるデフレスパイラルの中にあって、これを防ぐために編成をされたというふうに私は理解をしているわけでありますが、その中で、都市機能の一層の高度化、国際化、あるいは環境に配慮した活力ある地域社会の実現、科学技術、教育、ITの推進による成長フロンティアの拡大、少子高齢化への対応、こういった四つの政策課題が掲げられております。
 私は、この方向は非常にいい選択をされたと思いますが、政府としてはこの課題に、どのように四つに絞られたのか、そして、この二兆五千億円の第二次補正が執行されたときにどのような経済の活性化の効果があるのかということを伺いたいと思います。
 特にその中で、都市機能の一層の高度化と国際化、これは小泉内閣の七つの大きなプロジェクトの中の一つに、都市機能、都市再生本部が設けられて総理自身が本部長になられました。
 私は、世界を旅行するときに、日本の都市はもっと美しい景観やあるいは町並みというものを大切にしていくことが大事ではないかということをいつも痛感します。空を見上げると夢があるという歌がありますけれども、日本は、東京で空を見上げるとクモの巣のような電柱です。決してこれはいい町並みではないと私は思います。
 東京は、今、車で歩きますと平均時速は十七キロです。私は、けさは町田市から電車で来ました。電車でも一時間二十分ぐらいかかります。車ですと、一時間半でも予算委員会は危ないんです。一時間半で往復すると三時間、飛行機に乗るとグアム島の先まで行きます。東京に住んでいます私たちは海外旅行を毎日しているようなものです。通勤電車は超満員。国土交通大臣は多分交通渋滞がちょっとあったのかもしれませんが。
 あるいは東京は、例えば塩川財務大臣の地元の大阪の千里ニュータウン、あるいは千葉ニュータウン、私たちの多摩ニュータウン、三十年、四十年前、国が勤労者の皆さんに住宅を提供しました。しかし、皆さん、三十年前、五十代、働き盛りだった人たちは、あの住宅に今七十、八十で住んでいるのです。そして、そのほとんどが五階建てでエレベーターがありません。車いすの方もいます。四階、五階で、自分の力でエレベーターがあったら行く。けれども、エレベーターがなかったら自力で町に出ることはできません。国会はバリアフリー法案を通しましたけれども、国が提供している公団です。
 あるいは、今東京だけではありませんが、大都市に九百九十九カ所、通勤どきに四十分間閉まっているあかずの踏切があります。そして東京では六十分間閉まっているあかずの踏切が数カ所あります。
 ことしはワールドサッカーがあって、五百万人を超える人たちが日本に来られると言われています。しかし、それでも今その国際空港、成田の国際空港は四千メートル級の滑走路一本。しかも、二十三時以降は一切離発着できません。今、ソウルも北京も上海も、そしてアメリカ、ヨーロッパのほとんどの国の国際空港は、二十四時間いつでも離発着できます。最近の数字をもうきょうは時間がありませんから申し上げられませんけれども、国際会議もソウルよりも東京は少なくなりました。あるいは観光客も、シンガポールや近隣のアジアよりも日本は観光客が少ないです。もちろん国際空港だけの問題ではない。やはり東京が魅力がある、日本の都市が魅力ある町にならなきゃならないというふうに思います。
 これらのことを含めて、今度の補正予算でもその方向に私はシフトされていると思いますが、この問題についてどう取り組んでいかれるか、伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 伊藤公介

speaker_id: 33876

日付: 2002-01-24

院: 衆議院

会議名: 予算委員会