藤原美喜子の発言 (外交防衛委員会)
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○参考人(藤原美喜子君) 今日はお招きくださいまして、どうもありがとうございました。
私は、外務省のいろいろ不祥事とかそういうのをテレビで見ていまして、国民の一人としまして非常に驚きました。外務省は、国民の信頼というのに対して非常に回復をしなければいけないという重大任務があるんじゃないかと思います。あのテレビの放送とかを見ていて、何となく都合のいい情報だけ出てきているんではないかと。あとは、外務省自身の組織というのは一般、我々が知っている組織とちょっと違うのではないかというそういう印象を受けました。
審議会の委員になってから、やっぱり外務省というのは時代に合わなくなってきた部分というのを組織の中に抱えているのではないかと。その一つは、外務省だけじゃなくてほかのお役所もそうかもしれませんが、やっぱり年功序列人事が非常に強くありますし、見られますし、あとⅠ種、Ⅱ種、Ⅲ種とかそういう感じで、大学卒業で入ったⅠ種か専門職かと、そういうのがずっと二十年後とかの人事にも影響していると。それは、どちらかというと組織の生産性というのを非常に下げているし、今の時代には合わないんじゃないかと、そういうことを感じました。
もちろん適材適所という言葉は皆さん御存じですし、今まで何十年も言われてきているんですが、これを機会に年功序列人事というのをやめて、適材適所、若い人でも優秀だったら登用すると。それが日本の外交を強くするんではないかと思います。やっぱり外交というのは人だと思います。あの人に会ってみたいと言われるような外交官を日本は養成していかなければいけないと思います。
優秀な人材をという場合に、外からも優秀な人材がいた場合はいろいろ登用して、外部の人間を登用するのもいいのではないかと。私もやっぱり競争の原理というのを入れなければいけないと思います。そういう面では、外務省は優秀な人を採用した割には余り育ててこなかった組織なのではないかと思います。
私は金融の人間ですので、この外務省の改革の中でODAとかそういうものの関係を担当しております。日本の財政事情というのは非常に苦しい。今後、財政事情が非常に変わるということは、私は金融の専門家としては見ておりません。二十一世紀は税金の浪費をできるだけ少なくしていく。そのためには、組織替えとかそういうのも必要じゃないのかなとも思っております。
ODA白書とかそういうものですが、かなり分厚いものだったんですけれども、上下両方千四百ページぐらいあるんですかね、ちょっといろいろ見てみましたら、いろいろ金融の人間として気になる問題がございました。それは円借款の件ですけれども、今日はちょっとお時間がありませんので余り長く話さないようにしようと思っていますが、やっぱり貧困国にお金を貸す場合というのは、常に貸したお金が償還時に戻ってくるのかとか、そういう感じでいろいろ調べていかなくちゃいけない。もちろん、民間でも正常債権が破綻懸念先とかと、そういうふうに変わっていく。供与した当初はよくても何年かすると被援助国の方の状況が変わって、と。
この辺は非常に、日本の場合は企画立案と実施部隊、特にODAの場合はいろんな省に分かれていて、それでそれなりにシステムとしてはもうがっちりしているわけですけれども、特殊法人もあれば財団法人もあるし、かなり効率が悪いのではないかと。それで、将来的にはそういうふうな、例えば人事部も組織がたくさんあると、七つとか八つとかという、そこで人事部がいろいろあるわけですね。それで、将来的には効率をアップするためにこういうのも考えていくし、また供与した債権に対しては、今債務削減問題が非常に大きくクローズアップされております。そういうのに関しても、将来的にもし国民負担が増えるのであれば、そういう情報は前もって国民に出すと。これはもちろん外務省の問題プラス日本全体の問題ですが、私は金融の人間としてそれをちょっと感じました。
私のお話は以上でございます。