岡本行夫の発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(岡本行夫君) 今の遠山先生の御質問でございますが、二つの側面があると思います。
 一つは、外務省自身がこれから十年にわたる戦略を描き切っていないこと。総合政策局というものを作りましたけれども、これが必ずしも当初のもくろみどおりの機能を果たしているのか。総合政策局というのは、案件処理というよりは将来を見据えて太い筆で日本外交の行く道をかいていくべきものでございますけれども、私はその点で、外務省にもう一度この局ができた由来に立ち返ってきちっと考え直してもらいたい。つまり、外務省が将来的なものを描こうと思えば、そのための組織というのは既に存在しているわけでございます。
 それからもう一つは、その外交を国民から受託されている外務省というものが国民に分かりやすい形で戦略を提示していないではないかということであれば、それを指摘する機関がやはり政府全体の中に私は必要なんだろうと思います。
 つまり、政策は、オルタナティブというか、別の日本にとっての選択肢というものを示すところが出てきて、その両者は切磋琢磨して最終的に調整が付けばよろしいですし、調整が付かなければ総理大臣のところで選択行為が行われるというふうにやっていくべきではないか。余りにも、さっき申し上げた、同質社会の中で、しかもその中で地域ごとに細分化されてしまって、実際の外交政策の策定にかかわる人数が少ないところで決まったものがそのままずっと一直線に一番上の総理大臣までほかの代替策なしに上がるということは、私は、今遠山先生がおっしゃった、何か日本にとって今までの殻を壊すものでもいい、論議を呼び起こすものであってもいいから、新しい政策を提示するということが行いにくい、その原因ではないかと思っております。

発言情報

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発言者: 岡本行夫

speaker_id: 12233

日付: 2002-07-16

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会