朝日俊弘の発言 (決算委員会)
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○朝日俊弘君 ありがとうございました。ちょっと更に踏み込んだ御答弁をいただきましたが。
基本的に私は、片山大臣が出されたプラン、試みの案、是非政府の中できちんと議論してほしいなというふうに思っているんですよね。そういう意味では、例えば所得税と消費税に着目をして、国から地方への税源移譲を図る、基本的に大いに検討すべき提案だというふうに思っています。
ただ、大臣の方からも自ら御指摘ありましたけれども、大臣の方から出された試みの案、これをある意味では当然踏まえながら六月の段階で閣議決定されたいわゆる基本方針二〇〇二というのがございますね、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」。この中でそれなりに問題意識を持った形で表現をされています。
ただ、いずれも、例えば、例えばですね、「地方行財政改革については、」云々かんぬんとして、年内を目途に結論を出すとか、あるいは、これを踏まえて国庫補助負担金、交付税、それから税源移譲を含む税源配分の在り方を三位一体で検討して、今後一年以内を目途に取りまとめるとか、今後の方向を示すにとどまっているわけですね。
さて、これからどうなるんだろうか、非常に注目をしているわけですが、その前に、どうも私、三位一体というのがよく分からないんですよ。本来これはキリスト教神学の中で用いられた用語でありまして、そういう用語を、こういう経済にかかわる、財政あるいは政策の方針の中に使うとますます分かりにくくなるなというふうにやや思っているんですが、その言葉がよく分からないというだけじゃなくて、どうも経済財政諮問会議なりあるいは閣議決定された中身と片山大臣が主張された中身とはどこか違っている感じがするんですね。大臣の方はかなりはっきりと二段階論を打ち出しておられますね。ところが、三位一体というのは、これは漠とした表現ですよね。ここのところがどうも気になるというか、ある意味では着目しているわけです。
もちろん、そうはいっても、何かこう国庫補助負担金の削減の話とか、あるいは交付税の全体の規模の縮小の話とか、こういう話がどうも今の国の予算編成の作業の中ではついつい先行しがちで、下手すると地方税財源の確保の話が一番後に取り残されてしまうという心配もありますから、三つをちゃんと一つの問題としてそれぞれの側面を考えていきますよという意味では、この三位一体という表現は私なりにそれはそれで理解できないわけじゃないんですが、どうも大臣の提案された中身と、それからそれを受け止めての閣議決定の中身とは違いがあるというか、ポイントの置き方にやや違いがあるように思えてなりません。その辺が非常に気になります。
この問題、大臣としては今後どういうふうに決着を図っていくのか、実現の見通しやいかにと。あるいは、具体的な実施時期についてどのようにお考えなのか。これは、ある意味では大臣の決意も含めてお答えをいただければ大変有り難いと思います。