渥美千尋の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(渥美千尋君) 渥美でございます。
不審船、本件の事案につきましては、私どもとしても極めて重要な事実関係を解明すべき問題だと考えております。
現在、捜査中でございますけれども、先月末には沈没地特定のための調査を行ったと。それから、今後は船体調査を実施した上で、手順としては船体の引揚げということになろうかと思います。こうした調査結果を見ながら、次の段階につきまして判断するということになると考えております。したがって、中国側とこれまで情報提供は行ってまいりました。しかし、現時点において不審船の引揚げについて中国側と協議をするということはやっておるわけではございません。
その上で、一般論として申し上げますと、現場は、先生御指摘のように、中国の排他的経済水域として扱っている、私どもそういうふうに扱っている海域でございますので、国連の海洋法条約上、中国が海洋環境に関する管轄権、それから天然資源に関する主権的権利を有しているというところでございますので、仮に船体を引き揚げる場合、その場合には中国のこうした権利との関係が生ずるのかどうか、生ずるのであれば、中国側と必要な調整を図るということが必要になると考えております。
なお、中国につきましては、事件の発生当初から外交ルートを通じまして随時情報提供を行っておりまして、これに対して中国からは、当該不審船が排他的経済水域内に沈没したことについて重大な関心を有していると、事件処理の過程で、中国側の関係権益とその重大な関心を十分尊重してもらいたいと、こういう意見の表明を言ってきております。
私どもとしては、中国側に対して今後とも情報提供、これは続けてまいりたいと、こういうふうに考えております。