工藤智規の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○政府参考人(工藤智規君) 御指摘のように、大学には教育という機能で人材を、社会に有為な人材を輩出するという機能、それから国境も県境もないわけでございますが、人類普遍の原理を追求する研究面の振興、さらにはその教育研究の成果を社会に還元する、人材輩出とか技術移転とかを含めた社会貢献とかいう役割はあるわけでございまして、日本の場合に国公私の大学でそれぞれいろいろな特色を持ちながらこれまで発展してきているわけでございますが、それぞれの大学がさらにその個性を発揮して光り輝く生き生きした大学になるように私どももいろいろな大学改革を進めているところでございます。
そういう中で、御指摘のありましたような、ある程度目的養成が必要な人材養成の分野はどうするかというのは御指摘のような問題があるわけでございます。ただ、御承知のように短大あるいは大学の場合にある程度入学してから卒業するまでタイムラグがございますので、人材を育てるまでに若干の時間差があるのはやむを得ない部分はありますけれども、いずれにしても社会が求める人材をどう輩出していくかというのは大変大事な観点でございます。
その点、私ども、国公私立大学については、その水準の維持向上等を図りますために設置認可という仕組みが日本では取られているわけでございますが、その設置認可の仕組みも近年相当弾力化してまいりまして、例えば学部を作る場合には、二年間にわたりまして、ちゃんと校舎などが整っているか、あるいは先生なりカリキュラムがしっかりしているか等々を審査して認可するわけでございますが、審査委員の方々の御協力も仰ぎまして、それを精力的に審査する仕組みにいたしまして、学部の場合ですと二年掛けていたのを一年、実質八か月ぐらいでございますが、それから学科を新しく作ります場合には、これも一年ほど掛けておりましたのを三、四か月で大体審査する。しかも、年間四回ほど随時受け付けをいたしまして、その大学の検討状況に応じた対応をするということをしてまいっております。
ただ、これで終わりじゃございませんで、先ほどの中期展望などにもありましたような御指摘、あるいは政府内の意思決定もございますので、これを受けまして、更なる設置の在り方について今中央教育審議会の関係の分科会で大臣からの諮問を申し上げまして検討中のところでございます。その検討を経まして、私ども速やかに更なる改善に努めてまいりたいと思っております。