米倉誠一郎の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(米倉誠一郎君) 私も、日本に国家戦略を作る機関がなかったかというとそんなことはなくて、多分、通産省とか彼らが代替していたと思うんですね。今、それがキャッチアップ型から本当に政策に密着した形で必要になってくるので、やっぱり各政党がきちっとした政策シンクタンクを持つということが重要だと思います。
 それは、アメリカの共和党がある種の幾つかの政策シンクタンクを持っていて、民主党が違うものを持っていると。それが必要なんですが、今、僕も珍しく田坂参考人と意見が一致しましたが、人材流動は非常に重要だと思います。
 例えば、我が母校であるハーバード大学は、今、ラリー・サマーズが帰ってきました。ラリー・サマーズが帰ってきて、物すごいリーダーシップで今、ハーバードを正に二十一世紀、もうワンランクアップするということでいろんなことをやっていますが、この種の、彼は経済学でも神童と言われた人間で、ハーバードでも三十幾つのときにもうプロフェッサーになった人間ですが、この種の人間がやっぱり財務長官をやって、そしてまた要するにプレジデントとして母校に戻ってきて采配を振るうと。こういうような人材がやっぱり流動して、彼らが一つの明確なポリシーを持ってどちらかの政権にきちっとくみしていると、こういうような政策シンクタンクと学者たちの集団、この人材移動。
 今起こっている経済諮問会議も、あれは本来であれば首相直結というよりもずっといろんな段階、早い段階から各党が持っていて、シャドーキャビネットの中でこれができ上がったらすぐにでもこういう政策を出せるというパターンを作っていなければいけないものだと思いますので、そういう政策シンクタンクをこれから本気で作っていくということが重要ですし、それはただ単純に自民党あるいは民主党あるいはそういう共産党の子飼いであるだけではなくて、やっぱり知識がそこに大量に流入して、同じ意見を最も持っている人間であればそこに自由に入ってきて自由な意見陳述をしていくと。
 かなり本当に政策を論じる団体としての政策シンクタンクが日本にきちっと生まれてくる必要性は、私も非常に強く感じております。

発言情報

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発言者: 米倉誠一郎

speaker_id: 32442

日付: 2002-04-10

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会