米倉誠一郎の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(米倉誠一郎君) 非常にこれ難しい問題だと思うんですが、私はちょっと発想を切り替えた方がいいと思うんですね。地方もすべて都会のようになるという発想をやめて、日本はカリフォルニア州しかないわけですから、もしカリフォルニア州に五十二人の知事がいたら我々は笑うと思うんですね、何考えているんだろうと。ということは、日本はやっぱり道州制みたいにもう少し広域な行政範囲で考えざるを得ないと。そうしないとペイしないんですね。
 やっぱり日本は一種、高度成長期の中に幻想を抱かしまして、すべてみんな同じようになるんだと。地方都市もみんな画一的な開発をした結果が、何の魅力もない都市がたくさん生まれてしまったと。やっぱり広域行政で、道州制みたいな割合の中で、九州エリアだったらばやっぱりどこか一個強いコア、これは福岡を物すごく強くしていくと。そこが物すごいから、そこが、一千万人とは言いませんが、それぐらいの規模の、巨大化して集中して、非常にアジアに対しても魅力のある都市になってくれば、その周りはいろんな形で生き残れるんですね。やっぱりクオリティーライフを提供できるとか、リゾートとして生きるとか。ですから、我々は資源を満遍なくばらまくことによって非常に魅力のない都市を大量に作ってしまったので、東京対その他になってしまったと。
 じゃ、東京対その他をどういうふうに解決するかというと、東京対五十二ではないんですね。多分、東京を幾つかのコア、五つぐらいのコアに分散して、その周りはその周りで生きていくというような発想をせざるを得ないと。そういうことが鹿児島県民の同意を得られるかどうかは別ですが、ある種そういう形で展開しない限り、資源は有効ですし、日本が生きていく産業活力も五十二に分けることはできないので、ちょっと違った発想をする必要があるんではないかなと。
 県民性について言えば、余り日本は道州制とか言うと、いやもう山形県と富山県は仲が悪くてとか、アメリカじゃなくて、イギリスじゃなくて、フランスとドイツって僕は知る限り最も仲の悪い国だと思うんですが、あそこがユーロっていう物すごい大胆な取組に参加しているということから考えれば、やっぱり日本国内で起こっているチャレンジというのは余りにもひ弱だと思います。そんな県民性云々の前に、我々はもっと大きなチャレンジ、あるいは今回のワールドカップを契機に日韓共通貨幣を発行するとか、そういう大きなチャレンジをすることによって、日本の小異を捨ててもっとグローバルなプレーヤーになっていくということを考える必要があるような気がいたします。

発言情報

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発言者: 米倉誠一郎

speaker_id: 32442

日付: 2002-04-10

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会