浜田卓二郎の発言 (財政金融委員会)

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○浜田卓二郎君 今日は金融問題ということでありますが、塩川財務大臣にも予算委員会開催している際に御出席いただいて、まず敬意を表したいと思います。
 幾つか聞いてみたいと思うんですが、私の基本的な考え方といいますか、当委員会で何度も質問に立ってまいりましたけれども、私の基本的なスタンスというのは、小泉総理の、いわゆる小泉改革と言われておりますけれども、これは是非成功させたいというのが基本であります。今まで幾つもの内閣が改革を掲げながら、なかなか実態的に前に進めなかった。それを、聖域なきという言い方がされてきましたけれども、今までにない手法でチャレンジしているのが私は小泉内閣だというふうに評価を基本的にはしているわけであります。
 しかし、この内閣が成功してほしいということで考えますと、私はずっと二つアキレス腱があると言ってまいりました。
 一つは、外務大臣だと。この問題は一応区切りが付いて、しかし、その反動で支持率は落ちているわけであります。その後に続いた各種の不祥事、これはすべて小泉さんの責任ばかりとは限らないわけですけれども、当然返り血を浴びるわけでありまして、最近の支持率を私は大変心配をしているわけであります。ですから、これからが小泉改革の言わば真価を問われる本番である、私は個人的にはそう思っておりまして、頑張ってほしいという気持ちであります。
 もう一つアキレス腱があると言ってまいりましたのは、景気でございます。
 デフレ下の改革というのが難しいというのは、これはもう初めから分かっているわけでありますから、私は一貫して、改革を進めるためにも経済に対する配慮、対策というのは並行して取るべきである、そう言い続けてきたわけでありまして、この前の質疑のときも申し上げましたけれども、デフレを阻止するというところまでは政策転換といいますか踏み込みがあったというふうに評価をしております。
 せっかくそこまで踏み込んだんですから、私はこれからが勝負だという中で、やはり少し明るさが見えてきた。先ほどの日銀総裁のお話でも、底を打つというのが見えてきたというよりも、そういう兆しが出てきたという感じは言っておられるわけでありますが、そういうときであるだけに、この問題、もう一歩踏み込んでほしいというのが基本的な私の願いであるわけです。
 その場合に、じゃ、金融政策でどれだけできるか。これはもうずっと言われてきまして、塩川大臣には少しきつい言葉でおしかりいただいたような経過もありました。金融にばかりしわを寄せないで財政でもっと頑張りなさいということを私は申し上げてきたつもりでありまして、今日の日銀総裁の御答弁でも、実質的にこれはインフレターゲットの、山下委員からのお話に対しても、そういうお言葉は使われませんけれども、しかし、物価上昇率というものをゼロないしそれ以上に安定的にしていくんだ、そのための量的緩和政策というのはやっているんだということでありまして、私も、それをお始めになったときに、それこそ実質的なインフレターゲット政策に近いものであって、よく踏み込まれたという評価をした記憶がございます。ですから、金融政策では大いに頑張っておられるというふうに思うわけです。
 もう一つずっと日銀総裁にも申し上げてまいりましたのは、ゼロ金利が長過ぎて、これがもう本当にいろいろなひずみを生んでおりますし、ここのところはもう早く機会をとらえて離脱してくださいということも申し上げてまいりました。
 そういうことも含めて、今の金融政策については、私は評価もしているし期待もしているわけでありますけれども、今日は金融問題ですから、最初の一問だけ日銀総裁に、今後の金融政策について所信を短くて結構でございますから伺いたいと思います。

発言情報

speech_id: 115414370X00920020404_067

発言者: 浜田卓二郎

speaker_id: 11564

日付: 2002-04-04

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会