浜田卓二郎の発言 (財政金融委員会)

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○浜田卓二郎君 税は安ければ安いほどいいという面があるわけですけれども、この消費税でも今おっしゃったような現状であるわけで、私に説明をしてくだすった若いお役人さんは、ワールドカップに参加している国の中で五%の税率であるのは日本とチュニジアだけですというお話でしたね。あとは全部一〇%以上ですよ。しかも中国は、世界の消費税といいますか、付加価値税の平均税率でいこうということで一七%にしたそうですよね。
 ですから、もちろんそれぞれ全部の税体系を見ていかなければいけないわけですけれども、まず今朝から明らかになっていることは、法人税を納めていない企業が七割、それから所得税を納めていない勤労者が四分の一、しかも納めている方の八割が一〇%の税率を適用されている。消費税は世界で、まあ世界で一番と言っていいのかどうかですが、一番低いと。これじゃ議論が始まらない。実はそこまで日本という、あえて今日は大げさに国家という言葉を使うんですけれども、日本という国家は追い詰められてきている。それがいいという議論もあるんですね。別に国家が滅びたって国民が栄えていりゃいいと、ボーダーレスだからいいという議論もあるんですよ。
 大体、今中国を論ずる人も、別にあれを一つの国家として論ずる必要はないと、長江デルタとか珠江デルタとか一つ一つの経済圏で論じていけばそれでいいと。私は、その議論もだんだん正しくなってくるのかなという気がするんですね。そうしたら、国民が栄えていれば国家は滅びてもいいということかもしれません。
 あるいはまた、ニューズウイークの言うように、日本はもう引退だと、あと残った金でゴルフやって生きていりゃいいじゃないかと、ゴルフやれるかどうかは問題ですけれども。実はそういう、私はぎりぎりのところまで日本の国家は追い詰められてきている、ここが岐路だと。だから小泉さんの構造改革を私は支持するんですよ。下手くそですけれども、言い方もやり方も下手くそですけれども、これしかないという思い込みは私は大事だと思うんですよ。
 ですから、もう一つ景気の問題もあるし、いろいろ問題があるのは分かっているわけですけれども、どうかひとつ、日本の国家がここまでぎりぎりまで来ているということを認識をされて、国庫当局として、やっぱり景気も大事だけれども、あるいはまた選挙も大事だけれども、しかしこの議論だけはしていかなきゃいけないという議論をしてくださいよ。それをできるのは私はもう自由奔放なる塩川財務大臣だと思っているわけでありまして、今日はそういう一つのエールを送りたかったわけであります。
 最後に、私、たばこのまないんですけれども、塩川大臣はたばこ税なんかには熱心ですよね。そうじゃないかもしれません。だから私は、今必要なことは大筋の議論であって、取れるところから取ろうという議論は駄目だと、それは申し上げたいんですよ。全体の税のバランスとか、それもやっぱり考えながら骨太の、これから国としての基本的な収入をどう確保していくか。今年できないんなら来年、せめて景気が良くなったらこうするぞという議論は早く始めてほしい。そして、それを選挙のテーマにするんですよ。
 私は、是非塩川大臣から小泉総理に言ってほしいんだけれども、次の税構造の改革まで含めた全体の構造改革のプラン、国家改造プランみたいなものを骨太に作って、それをテーマにして選挙やったらどうですか。それを勝ち抜かなければならないぐらいの追い詰められたところに日本の国家としてのポジションがあるということを、今日は生意気ですけれどもあえて申し上げて、私の質問を終わります。

発言情報

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発言者: 浜田卓二郎

speaker_id: 11564

日付: 2002-06-11

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会