工藤智規の発言 (文教科学委員会)
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○政府参考人(工藤智規君) 御指摘ありましたように、日本においでの留学生の方々、中国を筆頭にアジア地域が多くて、東南アジアまで含めますと全体の約九割がアジア地域からの留学生でございます。他方で、日本からの留学生というのはアメリカが一番多いのでございますけれども、二番目に多いのはお隣の中国でございまして、あとイギリスとか韓国、オーストラリアというような順番で、ヨーロッパ諸国が更に続いているわけでございます。
これ、いろいろな理由があろうかと思いますが、たまたま昨年、日本で政府として留学生を迎え、正式に始めて百年になります。その以前の歴史を御存じのようにひもといてみますと、遣唐使、遣隋使の時代から言わば文化の求心力のあるところに人が集まるという、あるいは日本人自身の進取性という気質もあるかもしれませんが、割と外に出掛けていた時代が長うございました。明治以降、近代国家になりまして、日本でも留学生をお迎えしようということにしたわけでございますが、やはり何といいましても、アジア諸国の中で近隣諸国からは、一つには漢字文化圏であるということ、あるいはアジア地域の中での近代化を進めた国ということの意味合いもありましょうけれども、そういう意味で、割とアジア地域からは大変日本においでいただく希望が多いという事情があろうかと思います。
他方で、日本からの留学生につきましては、やはり近代西洋文明なども含めまして欧米への志向が強いというのは事実でございますが、先ほど御紹介しましたように、近隣の中国、韓国にもかなりの留学生が行っている状況でございます。