工藤智規の発言 (文教科学委員会)
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○政府参考人(工藤智規君) 我が国では昭和五十八年以来、留学生十万人計画というのを打ち立てまして積極的な留学生の受入れ体制の整備に努めてきたわけでございますが、中でも近隣の中国、韓国からが多いわけでございますが、昨年の五月現在で見ますと、日本での留学生は約七万九千人に達してございます。
その中で、中国からの留学生が約四万四千人で全体の五六%、過半を占めているわけでございますが、この中国からの増大の状況などのお尋ねでございますけれども、私どもなりに考えておりますのは、一つには中国国内での学齢青年の進学意識が非常に高まってきているということと、他方で、中国国内に必ずしもその意欲を受け止める高等教育機関が十分整備されていないという事情があるように思われます。それと、中国の経済発展もございまして、留学志向を支えるような所得水準の向上も見られるように思ってございます。そして、それと他方で、我が国の高等教育機関が留学生の受入れにそれなりに取り組んで、熱心に取り組んでいるという事情、更には漢字圏あるいは地域的にも近いという理由もあろうかと思っております。
いずれにしましても、日本での留学生、いろんな国からたくさん多くの留学生がおいでいただいて、それぞれの国との懸け橋になっていただくことを私ども期待しているわけでございますが、中国からの留学生が増加すること自体は日中間の人的交流拡大という観点から望ましいことだと考えてございますが、ただ他方で、一部の問題を生じている大学の例もございますので、その辺りは今後適切な指導を含めて対応を適切にしてまいりたいと思ってございます。