田久保忠衛の発言 (安全保障委員会)
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○田久保参考人 私は、対朝交渉は急ぐべきではないと思います。それから、対朝交渉で正常化、それと国交樹立というのは全然別ではないかなと思います。ニクソンが中国を訪問した、これは正常化のために行ったわけで、その後ちょうど十年目、一九七九年の一月一日に、カーター政権のときに国交を樹立したわけでございます。これは二つに分けて考えればいいじゃないか。
それから、その正常化交渉でございますけれども、今、世界の大勢というのは対テロでみんな一致しているわけでございますね。先ほど参考人の方がおっしゃいましたけれども、乱れているんじゃなくて、共和党の中でも一人っきり反対しなかった。アメリカの中ではほぼコンセンサスでございます。国連安保理事国十五カ国全部が賛成だ。こういう一つの大きな流れがあって、小さなところを見るべきではない。そうすると、これが北朝鮮に与える影響というのは、日本がイラク攻撃に大変な力をかしたというのは、これは無言の圧力を北朝鮮に加えることになるだろうと思います。
したがいまして、私、今の先生の御質問に対して、正常化をどうするかですけれども、正常化は一切急ぐべきではない。大前提は拉致であり、もう一つは、日本にとってはテポドンではなくてノドン、新潟の原子力をねらっているノドン百基、これを、大きな声でノドンということを政府には言ってほしいというふうに考えております。