田久保忠衛の発言 (安全保障委員会)

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○田久保参考人 この決議でございますけれども、その前に、九八年に査察官が追い払われてから四年間、どれだけの努力をアメリカを中心に払ったかということもお考えいただきたいと思います。共産党がおやりになっていると同じように、何とか平和的に解決したいということのとどのつまりが今度になってしまった。
 それから、先ほど申し上げましたネオコングループというのは、国連の決議必要なしという議論でございました。これに対してコリン・パウエル国務長官、外務大臣でございますけれども、どうしても国連の決議が要るのではないかと。両方の対立の中をとって、ブッシュ大統領はコリン・パウエルに軍配を上げて、それでいこうということで、みずから国連演説をぶって今回の事態になった、こういうことだと思います。
 そこで、私は、今の国際政治というのは二重構造、これは実力はアメリカ軍、この軍事力がもう考えられないぐらいに断トツになってしまった。今や、歴史上、今まではなかったような事態が実現しているわけでございます。
 ここのアメリカが中心になって、しかもこれは民主主義国でございます。独裁国じゃございません。文句を言うなら文句が言える国でありまして、ここが秩序の維持者になっている。それにお墨つきを与えるかどうか、国際世論のシンボルというのは国連決議ということになっておる。今度の場合は十五カ国、シリアに至るまで、ロシアそれから中国までが先生方御案内のように賛成に回ったということでございます。しかも、国内ではブッシュは中間選挙で過半数をとった、こういうことでございまして、やはりかなりの重みを持つものではないかなということでございます。
 今この段階で平和の努力をなさっていることは、これはまことに貴重なことだと思いますけれども、まあまあこれは、こういう事態になったのにはそれなりの段階を踏んで、理由があるんだというふうに私は解釈しております。

発言情報

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発言者: 田久保忠衛

speaker_id: 4757

日付: 2002-11-26

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会