西川太一郎の発言 (経済産業委員会)
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○副大臣(西川太一郎君) 特別保証制度につきまして、平成十年当時、未曾有の金融システム不安が発生いたしまして、金融機関が中小企業に対して一斉に貸し渋りを行うという状況に対応して作りましたことはもう御案内のとおりでございます。これは約三十兆円に近い実績を上げて昨年の三月に終了いたしたわけでございますが。
中小企業者が特別保証の付いた融資を返済をいたした金額の範囲内で当該返済をした中小企業者に再融資を行う制度を創設をせよと、こういう御提案をただいま先生のおっしゃいました団体からいただいているわけでございますが、その是非を判断をいたしますことは困難でございますが、一般的に申し上げますと、中小企業者が債務の返済を行って再度借入れをしようとする場合には、その返済能力がやはり当初お借りになりました状況とは事情が異なっておる方々もおいでになったりしてなかなか一様でないと、こういう状況がございますので、個別に適切な金融審査を経なければならない、こういうことが融資の可否を決定すると、こういうことにもつながるわけでございまして、審査手続なしに保証を一律に認めろと、こういうことを即座に私どもとして行うということは大変難しい状況にあるわけでございます。
この特別保証制度の終了に際しまして、私ども何も手を打たなかったわけではございませんで、その後、円滑な制度移行というものを図るために先ほど来お話がございます約一割の条件変更に応じてまいったということもございますし、また十二年度末、十二年末にはセーフティーネット保証、また貸付制度、こういうものを強化をいたしまして、またさらに、昨秋、十三年には第一次補正予算で二千五百億円の中小企業対策費を計上いたしましてセーフティーネット保証・貸付制度の更なる拡充を行いました。また、先ほどの松先生からお尋ねのございました売り掛け債権担保融資保証制度、こういうものも創設をいたしました。また、本年に入りまして中小企業の資金繰りが一層厳しくなっている現状を踏まえて、「早急に取り組むべきデフレ対応策」の中で、セーフティーネット保証につきましても要件の緩和をより一層図ると、こういうようなことも行っております等々、私どもとしては努力をいたしておりますが、この団体からの御要望に即座におこたえをする、御要望に従うと、こういう状況には立ち至っていないということでございます。