浜田卓二郎の発言 (財政金融委員会)

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○浜田卓二郎君 非常時ですから、もう日本には後ろがない、後がないという決意で取り組んでいただきたいわけで、そのためには、余り理解しないで、お互いに信ずるところを主張し合って、必要な政策を私は取っていただきたいと思います。
 最後に、塩川大臣にちょっと角度を変えて御質問申し上げますが、私は、大臣はすばらしい部下を持っていらっしゃると思っておりまして、こういう官僚の発言を私はもっと政治は大事にすべきだ、常にそう言っております。官僚はたたかれ過ぎて発言しなくなった。やっぱり日本がうまくいってきたとき、やってきたときというのは、官僚が発言をして、政治がうまくそれをくみ上げて、かみ合ったときにうまくいっているんだと思いますので、生意気な言い方ですけれども、そういうことをあえて申し上げたいと思います。
 その黒田財務官が次にこういうことを言っているんですよ。要するに、世界的なリフレーション、金融のリフレーションを展開すべきだと。この対象に、当然、高成長を記録しながら物価下落が進行している中国も含まれるべきである、中国はデフレを輸出しており、その影響は隣接する香港、台湾にとどまらない、少し飛びますけれども、中国は、拡張的金融政策により国内物価の下落を反転させるか、通貨の切上げを容認しなくてはならないと言っております。
 これは我が意を得たりでありまして、大臣、御記憶かどうか分かりませんが、私は、日本の中小企業の、製造業における中小企業中心の空洞化をこのまま放置すべきではない、そのためには、十倍、二十倍違う人件費を、中小企業の企業努力で克服させるのは無理がある、それは、中国経済と日本経済の間に大きな基礎的不均衡が存在をするというとらえ方をして、元のレート改定を求めるべきである、そういうことをかなり前にこの場で申し上げました。塩川大臣は得たりやおうというお答えをそのときはしてくださったんですね。
 今、少し角度を変えて申し上げますけれども、正に中国が世界にデフレを輸出している、そういうことだろうと思いますよ。ですから、それは日本だけの問題、この前、私は日本と中国との関係で申し上げたのですけれども、世界のデフレ阻止という観点からも中国の通貨レートをこのまま放置するのは好ましくないというふうに思います。ですから、日本だけが主張するのではなくて、世界の金融の中で、世界の金融界の中で中国にそういう通貨レートの改定を求めていく、そういう包囲網を私は塩川大臣が御提案なすって作っていったらどうかということを申し上げたいと思います。お答えを伺って、私の質問を終わります。

発言情報

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発言者: 浜田卓二郎

speaker_id: 11564

日付: 2002-12-05

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会