川橋幸子の発言 (内閣委員会)
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○川橋幸子君 十月三日の決算委員会でも、私もまず、この生存者の方々の問題につきましては、坂口大臣の言葉も引きまして、まず心のケアが大事ではないか、それから、もし永住帰国を選ばれるんだったら生活の問題、仕事の問題、様々、何といいましょうか、日本社会への再適応の問題、こういうものに対するケアが必要じゃないかというようなことを安倍副長官に申し上げて、私、わずか一議員の発言がそんな影響力は持つとは思えませんが、その方向で、本日、援護室が設けられる、大変いいことだと思っております。
しかし、先日、これは十月三十一日の毎日新聞でございますが、斎藤先生とおっしゃる精神科医の方のコメントでございました。五人は二十四年ぶりの日本での生活にストレスを感じているはずだ、北朝鮮にいる家族と別れ別れの生活が長引けば、外傷体験、いわゆるトラウマですね、が出るだろう。中立的な立場で話を絶対に外に漏らさないという、そういう守秘義務を負わせたカウンセラーの方が何回か被害者の方々と面談して、そういうカウンセラーを用意する必要があるんじゃないかと、このコメントがありました。
私、今、政府の援護対策の中で一番欠けているのはこの部分ではないかと思います。安倍副長官が行かれて政府としての姿勢を示される、これは大変いいことだと思いますが、安倍副長官に向かって被害者の方がそうした気持ちを、偉い人に向かって率直に言えるという状況にはないと思います。やはり心のケアの問題、カウンセリングの問題、こういうものを、もし自由な意思決定をしてほしい、環境を作りたいんだとおっしゃるんなら、そういう点にも配慮すべきだと思いますが、いかがでしょうか。