川橋幸子の発言 (内閣委員会)

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○川橋幸子君 具体的なことはなくてもオールラウンドにお尋ねの問いを通告しているはずでございますし、高度に政治的な、あるいは内閣こそが知り得る情報をお伺いしているはずでございますので、お答えできないならお答えできないで結構ですが、通告がなかったという、そういう言われ方は私は釈然といたしません。
 さて、それでは最後にもう一点聞いて、その次に総合デフレ対策に移らせていただきたいと思います。
 先ほども申しましたが、国家と個人の関係というのは、今回の国交正常化では非常に大きな問題、経済協力の中で出てまいるわけでございます。経済協力というのは、やっぱり政治決着でございます。個人の請求権は放棄する、その代わり経済協力でということになる。これで一番日本が痛い思いといいますか、私ども女性は国境を越えてシンパシーを感じ、あるいは心配しているのが元慰安婦の問題でございます。個人の尊厳を傷付けたことに対する謝罪、償い、この問題と経済協力とは、私は、ごっちゃにすることではなくて、それぞれがしっかり交渉すべきことではないかと思っております。
 先日、十月三日の決算委員会で、外務省の田中局長でございますが、慰安婦の問題については北朝鮮側から既に要求は来ていると、そういう要求してきていることは事実あると、そういうことをお答えになられました。そして私が、もし経済協力を日韓並みの条件で話を進めるにしても、もし日韓並みであるにしても、それじゃアジア女性基金が果たしてきたような役割、機能というものは、当然日韓並みの中に入りますねとお尋ねいたしましたら、総合的、包括的に検討することなんだということをお答えになりまして、入るということをお示しになったと、答えたと、そのように考えております。
 そこで一歩進めて、先ほど岡崎議員の方からアジア女性基金に対する韓国、フィリピン、台湾、それぞれの議会の動きがあり、それぞれ被害に遭われた方々の問題があり、そして訴訟が相次いでいる。こういうことから考えますと、今度こそ、慰安婦の問題についてはしっかりとした国の責任の下における補償、償いをむしろ日本から提案すべきだ、日本から提案することが日本の立場を強くすることだと。そうすれば拉致についても強く要求できる、そう思いますが、いかがでしょうか。
 政治決着、過去の清算についての政治決着と個人の尊厳を傷付けたことに対する償い、これはしっかりそれぞれやっていくことによって、日本は国際社会、アジア諸国から評価され、名誉ある地位を占めるということになると思いますが、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 川橋幸子

speaker_id: 1047

日付: 2002-11-05

院: 参議院

会議名: 内閣委員会