鎭西迪雄の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(鎭西迪雄君) まず最初に、昨年の通常国会におきまして、本院におきましても大変真剣な御検討、御審議の上、農業者年金制度が新しい政策年金として再構築されたということに対して、心から敬意を表する次第でございます。
ただいま田中委員の御質問にございましたとおり、新しい制度は本年一月からスタートしているわけでございますが、その目的には、ただいまのお話のように、農業者の老後生活の安定、福祉の向上という、一つは社会政策上の目的、それからもう一つは、他産業並みの生涯所得を実現する上で重要な要素を成しております老後所得を充実させるということを通じまして新しい基本法が目指します農業者の確保を図ると、こういった農政上の目的を有した政策年金として位置付けられているとおりでございます。
将来的には、農林水産省が平成十二年に作成されました「農業構造の展望」で示されておりますような望ましい農業構造の下におきまして、我が国農業を担う効率的かつ安定的な農業経営を営む者が農業者年金に加入いたしまして、現役時代の所得とリタイア後の所得を合わせまして他産業並みの生涯所得を実現する姿、これを目指しているところでございますが、このような望ましい姿の実現のためには加入資格のある者ができるだけ多く新しい制度に加入するということが必要でございまして、そういう意味におきましても、新制度におきます加入推進を図るということは極めて重要な課題であると認識しているところでございます。
なお、ただいまのお話に、新制度におきまして、このような農業経営を目指して努力するこの意欲ある担い手に対しまして保険料負担を軽減する政策支援というものを国庫がやっていただくということになっておりまして、農業経営の改善に農業者が専念できる、こういうことになっているところでございます。
加入者の状況についての御質問でございますが、一月から発足いたしましてまだ間もないところでございまして、現時点の姿をつかまえまして即断的に評価するということは必ずしも適当ではないと考えておりますが、現在、加入者七万四千人のうち半分強の四万人が政策支援を受けているという状況にございまして、将来的にはこうした者を中心に意欲ある農業者の確保につながるものと考えているところでございます。