小林憲司の発言 (憲法調査会)
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○小林(憲)委員 民主党の小林憲司でございます。
済みません、ちょっとのどをからせておりまして。
個人情報保護法が今月二十三日に成立いたしました。私は、先日の小委員会におきまして、包括法による規制ではなく、それぞれ性質が異なる個人情報ごとに個別法で対処する方がよかったのではないかと意見を申し上げたのですが、個人情報の中でも、漏えいしたら深刻なプライバシー侵害を引き起こす金融、通信、医療の三分野については、より規制が厳格な個別法の制定を急ぐ必要があると思っております。
ところで、小委員長の報告の中でも触れておられましたマスメディアと個人情報の関連ですが、北朝鮮の拉致被害者曽我ひとみさんに届いた夫からの手紙の住所が、番地、団地名、部屋番号まで朝日新聞に掲載された件は、大変なショックでありました。北朝鮮で住所を公開すればどういうことになるか。単なるプライバシー侵害という以上の問題を含んでいると思います。
それはともかくとして、マスメディアからの国民の保護という観点、プライバシー権と表現の自由との調和の問題、報道の自由を守ると同時に個人の情報を守るためには、やはり、行政から独立した第三者機関によるチェック機能が必要なのかという点、いろいろ議論はあると思います。
いずれにしても、個人情報保護法制というのは、情報社会の中で、本来侵害してはならない個人のプライバシーや人権をどのような条件なら社会的に利用していいかというのが原点であるはずですから、今後の運用の中で生じるいろいろなケースを踏まえつつ、施行後三年をめどに検討すべき見直しの課題は数多く残されていると感じている次第であります。
以上です。