谷垣禎一の発言 (予算委員会)

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○谷垣国務大臣 きょうは、細川委員から治安の問題を集中的に取り上げていただきまして、心から敬意を表する次第でございます。
 今委員が御指摘になりましたように、大変治安情勢は悪くなっておりまして、刑法犯認知件数、これが増加の一途をたどっておる。昭和期は大体、平均百四十万件プラスマイナス二十万というところであったと思いますが、平成十四年は二百八十五万件というふうに、昭和期の二倍になってきております。そして、その中身も、先ほど御指摘になりましたいわゆる重要犯罪がふえてきている。
 それから、体感治安ということをおっしゃいましたけれども、街頭でのひったくりとか、あるいは我々の生活の本拠である住居やオフィスというものに侵入してくる、そういう街頭犯や侵入盗がふえているというような、非常に体感治安を悪くしておる。それから、来日の、特に不法滞在の外国人による集団犯罪、凶悪犯罪もふえている、こういう事情がございます。
 そういう事情に加えまして、今委員が御指摘のように、全刑法犯検挙率、これを過去五年で見ますと、平成十年には三八%ございましたのが、昨年は、今御指摘のように二〇・八%、十三年には一九・八%でしたので、ちょっと戻りましたけれども、依然としてこれは低い、こういうことがございます。
 そこで、一体、もちろん警察にこれは大きな使命が課されているわけですが、原因はどこにあるかということになりますと、私は、まずやはり経済情勢というものも基本的にあると思います。
 それから、やはり社会情勢ですね。家庭であるとかあるいは地域社会であるとかあるいは青少年の教育、こういうような全体の社会の情勢というものがあるのかな、こういう気がいたします。
 それから、今までの日本人の感覚だけでは対処できない、国際化に伴う、外国人がたくさん入ってこられるとか、こういうことがございますが、そういう国際化に伴う問題。
 それから、そういったこととみんな関連してくるわけでありますが、規範意識の低下。なぜ人を殺したらいけないのか、そういうことがすぐぴんとこないというような規範意識の低下、こういった問題が原因としてあるように思います。
 これは、総合的な対応が必要とされているゆえんであろう、こんなふうに思います。

発言情報

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発言者: 谷垣禎一

speaker_id: 1444

日付: 2003-02-13

院: 衆議院

会議名: 予算委員会