谷垣禎一の発言 (予算委員会)
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○谷垣国務大臣 今御指摘になりましたように、犯罪の多発の、人的に言いますと外国人犯罪と少年犯罪の増加というのが二つの柱でございます。したがいまして、少年犯罪にどう対応していくかというのが治安回復の一つの決め手と申しますか、ポイントだろうと思います。
それで、なぜ少年犯罪がこうふえていくかということになりますと、今御指摘になりましたように、少年自身の規範意識といいますか、そういうものの希薄化がやはり根底にあるんだろうと思います。
では、なぜ希薄化が起こってきたのかということになりますと、例えば、こういう表現が適切かどうかわかりませんが、家庭あって団らんなし、隣人あって隣人愛なしと言われるような風潮が無関係ではないのではないかと思います。
家庭によるしつけというような力がやはり落ちてきているのではないか、あるいは学校における教育の問題、それから社会における少年、青少年問題への無関心といった環境の悪化があって、そして少年自身が、いわば悪いことをしているという罪の意識がなくて、遊び感覚で犯罪に入っていくということがあるんだろうと思います。いろいろ調査をしましても、例えば、子供の、児童売買春にしましても、なぜそういうことをしていかぬのかということがわからない青少年がふえてきているということはやはりあるのではないかというふうに私は思っております。
街頭犯罪というものは、先ほど申しましたようにふえておりまして、その大宗が青少年でございますから、非行少年の効果的な取り締まりとか、非行グループへの加入を阻止する、そして立ち直り対策というものを推し進めていく、こういったようなことを総合的に考えなければいけないと思っております。